用語解説

楽陽堂鍼灸院で使用される鍼灸道具や、施術方法など、専門用語の解説です。

用語解説

経絡治療とは

人体の氣の流れる道=経絡の詰まり、流れすぎや、熱や冷えのバランスを整えることで、全身の症状を改善に向かうように仕向ける鍼灸術のひとつ。
鍼灸術は遣唐使、遣隋使などにより中国より日本に伝えられており、数百に及ぶ流派が存在する。
経絡治療は昭和初期の鍼灸師・柳谷素霊らにより再構築された鍼灸の流派の一つ
鍼灸術の歴史は古く、紀元前2世紀ころに作られた中国の墓(馬王堆漢墓)から、現代の鍼灸術の基となる技術が使われていたことを示す、文献(馬王堆帛書)が発掘されている。

鍉鍼(ていしん)とは

古代九鍼と呼ばれるの鍼の一種。
一般的にイメージされる刺す鍼=豪鍼や、肌を切って出血させるための鍼=三陵鍼などがある。
鍉鍼は刺さない鍼の一種で、経穴(ツボ)や皮膚への擦過などによる刺激によって、氣の流れを整えることを主目的としている。

知熱灸とは

読んで字のごとく、熱を知る(知覚できる)程度で止める灸法。
適度に軽い熱刺激によって経穴や経絡、体の冷えなどを回復することで、全身の氣の流れを正しい状態に整える。

一般人にも扱いやすく、日常養生に適しているので、みなさんに自宅でやっていただくのも、知熱灸の一種。

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