陰陽について

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東洋医学のお話をするにあたって、絶体に外せないのが『陰陽』の考え方です。
なぜなら、この概念こそが東洋医学系鍼灸にとって、根本であり施術の全てだからです。

今回はその陰陽について、簡単に書いていきたいと思います。

気一元論~陰陽は元々一つ~

陰陽という考え方は、元々一つのものを二つの性質に分けたものです。

『気一元論』と言って

『気は一つであり全てである』

という概念です。

某マンガの主人公兄弟が先生から与えられた

「一は全。全は一。これがどういうことか答えろ」

と、問いかけられ、悩みに悩んで兄弟が出した答えが

「全は世界。一は俺」

でしたね。(ハガ〇ンですが、知ってますか?)

そうなんです。実はこれ、東洋思想なんですね。

東洋思想では、全てのものは気でできているという考えで、宇宙も、地球も、日本も人間も虫だって、気でできているんです。

食物も気でできているので、食べれば私たちの体の一部になるというわけです。

とはいえ、朝も来れば夜も来るし、男もいれば女もいる。

東洋医学でよく聞く「気・血・水」も、もちろん気からできていますし、この三つも陰陽に分かれます。

「気はみんな同じはずなのに、これはどういうことなんだ?」と考えて「二つの性質に分けてみよう!」と分けてみたのが陰陽です。

陰は心身のエネルギー源

陰ってどんなイメージ?と聞かれたら、ほとんどの人が思い浮かぶのが、暗い、冷たいなどでしょう。

ぱっと思い浮かぶのはマイナスイメージが多いと思いますが、実際、東洋医学でも多くは同様です。

ですが、ほかにもたくさんイメージがあります。

その中でも、

形のあるもの
内向きに働く
心身のエネルギー源

はとても大切なイメージです。

内向きにエネルギーが向いている=形ができるのが陰なので、血・水は陰に属します。

「え?陰がエネルギーなの?!陽じゃないの?」って思いますよね。僕もそうでした。

この点を理解するためのわかりやすい例をあげると、ガソリン車です。

車が走るにはガソリンが必要で、ガソリンはそのまま形が水です。

ガソリンを気化させて、火を付け、エンジンを回すことで動力としています。←ここが陽の仕事です。

そんな理由からガソリンは、人の体で言えば血にあたります。

こうやって考えると、陰が心身のエネルギー源であるということがわかってもらえると思います。

陽は変化し続ける

今度は陽についてですが、どんなイメージでしょうか?

陽は気・血・水の中で気に相当し、合わせて陽気と呼ばれることが多いので、明るい、温かい、まぶしい…といったところでしょうか。

もちろん大正解

これらに加えて大切なイメージが

外向きに働く=動き回って止まらない
変化し続ける

エネルギーが外向きなので、陽気な人は外で遊ぶのが好きだったりします。

陽の代表例である子供は、一時もじっとしててくれません。(苦笑)
目をちょっと離したすきに、どこかに行ってしまった経験がある親御さんも多いでしょう。

これは子供は陽の塊である彼らの性質で、また彼らは日々驚くべき速度で成長=変化し続ける存在でもあります。

こう考えると、陽は心身を温める力があり、動きまわり、変化し続ける性質であることが、理解できるでしょう。

陰陽はバランスが大切

すべてのことが陰陽が混在しているのが世の中の道理であり、ヤジロベーがまっすぐ立っている状態=陰陽バランスが取れている状態だと言えます。

この状態であれば、物事に動じることもなく、病気もなく笑顔の毎日が送れます。

陰陽転化

この図を見たことある方は多いでしょう。

これは正式には陰陽太極図といい、この世の陰陽の理を示しています。

あまり知られていませんが、この図の中点を通った直線上では、白黒(陰陽)のバランスは絶対に一対一なんです。

物事には必ず陰陽があり、また一見どちらかが多そうに見えても、視点を変えるとなにかしらでバランスを取っていることを示しています。

とはいえ、物事を進めていくと必ず、陰陽どちらかに傾くことは否めません。

東洋医学では陰陽どちらかだけが強すぎる状態になると、逆の性質に大きく揺り戻されるとされています。

これを陰陽転化といいます。

例えば…、物凄く何かに熱中している最中、突然テンションがガタ落ちして集中がきれた、みたいな体験をした方も多いのではないでしょうか。

これは熱中してエネルギーを消費しすぎたことによる、陰陽転化です。

もし、どちらかだけの状態が続けば、死に至ります

運動を休まずし続ければ、心肺機能がやられて死んでしまいますよね。

生活をしていれば、どうやってもエネルギーを消費していくことになりますが、陰陽両方がバランスよく消費されることはほぼありません。

そうなるとバランスが崩れるのですが、崩れたバランスを整えるように気・血・水が働きます

体を働かすための栄養が摂れなければ、栄養失調で死んでしまいますし、心が栄養されなければ、うつ病などとして表れてくることになります。

陰陽消長

東洋医学でもっとも大切な陰陽への考え方、と言っていいのが、陰陽消長です。

陰陽消長は白でも黒でもない部分が存在する、という考え方です。

というよりも、100%どちらかだけなんて、ほぼ存在しないという考えです。

昼と夜を例にすることが多いのですが、夜は昼から夜にいきなりなるわけではないですよね。

朝、陽が昇って、お昼にかけて陽が強くなり、昼からだんだんと陽が弱くなって、だんだんと空が暗くなって、そして夜になります。

逆に、夜は夕暮れからだんだんと夜色に空が染まり、真っ暗になって星が見えてきます。

そして夜空が白み始め、また朝が来ます。

何事にも真っ黒や真っ白はなく、黒の中にいくらかの白があり、白の中にもいくらかの黒がある

世の中の事象全てが白黒はっきり分けられないように、全てのことはどんなに偏っていても必ず、対称的な要素を含んでいるのです。

だって、絶対零度か太陽しかなかったら、地球は存在していません

施術においても同様です。

熱っぽいけど、冷えも感じてて、鼻水もちょっと出るけど、咳も少し出る。

こんな風邪をひいたこと、ありますよね。

白黒はっきりしかなければ、鼻水や咳で言えば、一瞬も止まらず出続けるか、出ないかの二択のはずです。

たくさんの要素が複雑に絡み合い、結果として発症しているので、それを紐解いて施術していくのが鍼灸施術です。

ある病気がある特定の原因だけで発症しているなら、こんなに簡単なことはありません。

ある病気が進行していき、ある程度まで来たら、心身に異常を自身が感じられるとします。

だけど、「体調が少し悪いなぁ」と思う程度では、病院には行きませんよね。

この「体調が少し悪い」うちに平常に戻したり、平常をキープする心身を作るのが、東洋医学であり、鍼灸施術なのです。

心身の安定のために

すでになにかしら発症している方は、まずは平常に戻すことをしなくてはなりません。

そのため、初期は週に1~2回程度の受診してもらって、よくなってきたら期間を空けていくのが、通常です。

平常に近づくにつれ、期間が空いていき、二週間から月に一回くらいへ。

最後は受診しなくてよくなる=卒業が目標となります。

体調不良を感じるようになったら、改めて受診してください。

または心身の安定をキープするために、施術を受けて、健康チェックもいいでしょう。

あなたはベッドで寝て、リラックスしていてください。

あなたは今までよりほんの少し、自身を労わってあげてください。

あなたの病とは、私が全力で戦います!!

楽陽堂鍼灸院はそんな鍼灸院です。

みなさんの生活が、笑顔溢れるものになりますように。

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