不妊治療の選択:鍼灸療法の可能性

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もう二年も不妊治療を
続けているけど、授からない
精神的にも、そろそろ限界かも 

 不妊治療は実際の通院に加え通院のために仕事を休んだり(または半休)、不妊治療を周囲に知られることに、ストレスを感じている方も多くいらっしゃいます。

 保険適用になったとはいえ、まだまだその範囲も狭く、人口動態統計では子供はどんどん減っていくばかり。

 もし、あなたが不妊治療に一年通ってみても授かれていないなら、鍼灸治療を試してみませんか?

 地元・葛飾を日本で一番健康寿命の長い地域にしたい楽陽堂鍼灸院の山口です。

 おそらく実際に通っている皆さんの方が、詳細で最新の情報を手に入れているでしょうから、西洋医学の内容は今回省き、楽陽堂鍼灸院の鍼灸術が不妊治療に通っている方に、どうお役に立てるのか?を簡単にまとめていきます。

結論:楽陽堂鍼灸院の鍼灸術は、不妊治療に役立つ

ストレス解消で不妊から脱出

 結論から延べれば、楽陽堂鍼灸院の鍼灸術は、不妊に悩む方のお悩み解決の役に立てています。

 実際に開業以来2人の方の不妊の改善に成功し、一人は出産、一人はつわりに苦しみながも安定期に入り、継続して通っています。(2023年10月20日現在)

 出産されたA様は、不妊治療専門クリニックに一年通いましたが、タイミングなどで良い結果が出ず、体外受精も視野に入れつつ、鍼灸治療を試すために当院に来院されました。

 B様はクリニックには通っていませんでしたが、1年以上タイミングで授からず、そろそろ不妊治療に通おうかと思っていたところでした。

 A様、B様どちらにも共通して言えたことは、生理(月経)の状態が悪いことです。

 A様もB様も月経不順で、PMSもあり過食傾向も強く出ていました。

 当院に通っていただいたことで、月経不順は完全ではありませんが解消され、A様は毎週一回、通院6か月で妊娠、出産されました

 6か月の鍼灸治療で、年に3~4回程度だった生理が、妊娠直前には3か月で2回来るようになっていたのです。

 これは子宮の状態がよくなったと考えて、問題ないでしょう。

 ではなぜ、楽陽堂鍼灸院の鍼灸術は、生理の状態を良くして、妊娠できる体へとお二人を導くことができたのでしょうか?

 特に、A様は不妊治療専門クリニックに1年以上通っていたにも関わらず授かれなかったものが、なぜ楽陽堂鍼灸院の鍼灸を受けて授かれたのでしょうか?

 そこには東洋医学ならでは考え方と、養生法(生活アドバイス)があったのです。

楽陽堂鍼灸院の妊娠の考え方

 楽陽堂鍼灸院では、診断*や施術のほとんどを、東洋医学で行っています。*このブログ内の当院における診断とは、四診合算のことを指します。(四診合算の詳細はこちら)

 東洋医学では、なんでも陰陽で考えるのが大元になっており、男性は陽で女性が陰です。
 ちなみに、より重要な要素は陽ではなく陰、となっています。

 世の中は大雑把に分けて、時期や季節によってどちらかが強くなることで1日、1か月、1年、10年、100年…と、最終的な陰陽のバランスを取っていきます。

 妊娠にとってもう一つ大切なのが、陰主陽従といって、陽は陰に従って動くという意味で、日本でも昔から母は強しといいますし、海外からの移住は大抵、女性が出稼ぎにきて資金と居場所を作り、男がやってきます。

 家庭でもお母さんが笑顔で過ごしている家庭は、大抵明るくてみなさん元気です。
 こんなことからも、陰が主で陽が従うという概念が成り立ちます。

 さて、この陰陽の考え方を赤ちゃんに例えてみます。

子宮という陰に、精子という陽が混ざると胎児になる

 図のように、陰である女性の中(陰)にある子宮(東洋医学では女子包)に、陽である男性の飛び出す力(陽)である精子が混ざると妊娠となります。

 こんな考え方なので、男女のどちらあるいは一方の力が弱い、または強すぎて陰陽バランスが取れないと妊娠しないのです。これは現代でいえばブライダルチェックに近い考え方ですね。

 陰主陽従の話をしましたが、これはより重要なのが陰の陰である子宮だからです。

楽陽堂鍼灸院の考える不妊

 では不妊はどう考えるのでしょうか?

 実は、東洋医学では不妊という概念がほぼ、存在していません。というか、文献として古典の中にハッキリ定義したものはありません。(山口が無知なだけで、存在していたら教えてください)

 というのも、ほかのブログでも書いた通り、鍼灸術の聖典の生まれた中国では、血と財産を残さなくてならないような貴族は一夫多妻制でした。

 だから、もし誰かが妊娠しなくても、ほかの誰かが妊娠すればよかったのです。

 当時は鍼灸を定期的に受けられるのは、一夫多妻を維持できる貴族や金持ちだけでしたので、不妊に力を注がなくても大丈夫だったと推察されます。

 さて、先ほどの妊娠の概念からすると、東洋医学での不妊は陰陽どちらかの力が足りない状態である、と言えます。

 もちろん、生まれ持った力(先天の精と言います)が、父母体両方ともに足りないこともあります。

 ですが、少なくとも私・山口はほとんどの場合、近代において不妊の原因は後天的な陰陽の不足が大きいと考えています。

 月経不順のA様、B様のお話をしたのは、後天的な理由で子宮がかなり弱っていると診断し、治療と養生を行ったことで、良い結果に結びついたからです。

 後天的な陰陽不足の理由は、大きく4つです。
 食事・睡眠・運動・スマホの4大原因を改善すれば、自動的にあなたの子宮は元気になっていきます。

 特に食事は血や血流に直結しますので、小麦粉と砂糖、人工化合物の少ないものを摂りましょう。食事に関しては、別のブログで詳しく書いてますので、そちらをご覧ください。

ブログ:鍼灸で不妊を改善する前に、『小麦』について考えよう

 当たり前のことのように見えますが、実際には細かいことの積み重ねでしか、子宮状態悪化の原因はありません。

 また、これまでの常識は実は、体を悪くしてきたのだということに気づくことも大切ですから、あなたにあったプランで少しずつ、子宮環境をよくしていく必要があります

 後天的な理由なら、これまでのあなたの暮らしの中で悪い影響を与えてきたこと、良いものに変えていけばいいだけですからね。

 子宮の異形成や卵管狭窄など、物理的な原因がなく赤ちゃんが遠いなら、日常生活を見直すのが一番の近道です。

自律神経を整え、血の質を上げ、血流を良くする
⇒血の溜まる場所である、子宮を良い状態にする
⇒生理がキチンときて、塊がなく、痛みもほぼなく、月経血の色が良い色になる
⇒子宮環境がよくなって、赤ちゃんが授かりやすくなる

 こんなフローにお体を乗せるために、楽陽堂鍼灸院は存在しているのです。

まとめ

東洋医学と西洋医学の違い

 いかがでしたでしょうか。

 今回は楽陽堂鍼灸院があなたの赤ちゃんが欲しいという願いを叶えるためにできること、を簡単に書いてきました。

 不妊治療をやめたら赤ちゃんを授かった!なんて聞きますが、これは通院や周りからのプレッシャーというストレスが抜け、体の状態がよくなったからです。

 楽陽堂鍼灸院はこの状態を、東洋医学の力を借りて作り出しているのです。

 私にできることは、良い状態を一時的に作り出すだけ。
 具体的には、鍼灸術で自律神経を整えてストレスを減らし、筋肉の緊張を解くことで血流と血の質を改善する方向に向かわせます。

 その状態を維持するには、あなたの力が絶対に必要です。

 そのための4つの要素である食事・睡眠・運動・スマホを、日常生活で管理することが必須です。だからといって、完璧にやる必要はありません。

 完璧なんて目指したら、余計にストレスで赤ちゃんが遠のいてしまいますから。

 まずはお話をお伺いし、あなたお体の状態に合わせて施術し、あなただけに合わせたアドバイスをお送りします。

 あなたもA様やB様のように私がお手伝いしますので、赤ちゃんを授かれる心身になっていきましょう。

 あなたは一人じゃない。
 少なくとも、私はあなたの味方です。
 抱え込まないで、よければお話しだけでも聞かせてください。

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