不眠や不安、慢性的な肩こり・腰痛を始めとする、自律神経失調症にお悩みの方に朗報です🌸
このブログを読めば、きっとあなたの自律神経は改善へと向かいます。
と、いうことでおめでとうございます☺
葛飾区にある亀有駅南口徒歩5分、【東洋医学専門】楽陽堂鍼灸院の山口です。
自律神経の乱れは、あなたの使う言葉一つで、大きく変化をする兆しを見せる。
こんなちょっと疑いたくなる常識を、脳の側面から解説していきたいと思います。
珍しく東洋医学なしで、進めていきますね。最後までお付き合いください。
📢あなたの症状は、きっと良くなる
結論:脳は出した言葉の通りになるよう働く
あなたの言葉を作り出しているのは、もちろん、脳です。
手足や耳、口などは感触や聴覚、味覚などを使って、言葉を作り出すためのヒントを与えてはくれますが、言葉は脳が作ります。
脳で作られた言葉は、神経を伝達し、筋肉を動かして空気を震わし、言葉として発せられます。
いまだに脳の機能については謎な部分が多く、日常的に稼働しているのは10%程度だというのが定説になってますよね。
マンガの北斗の拳では、普段使っていない90%を開放することで、超人的な能力を発揮しています。
聖闘士星矢でいう小宇宙(コスモ)の爆発も、恐らくこれと同じ原理ではないか?と思います。
話がそれそうなので戻すと…
私たちが普段生活の中で行えること=運動など=意識
意識しないで行われていること=呼吸など=無意識
無意識とは自分でコントロールできない心身の活動なので、神経に限れば無意識=自律神経のことになります。
とすると、呼吸や消化、ホルモン分泌などなどを考えると、私たちは自分の身体なのにも関わらず、意識して行動を行える範囲は実は10%に満たない、と言うことになります。
では意識を無意識に浸透させる方法はあるのでしょうか?
その一つのキーワードが、言葉、なのです。
無意識にも階層があり、意識が浸透して無意識的に心身を活動させている、浅い部分があります。
言葉は、脳の無意識の部分が必要な情報を集めてまとめたものです。
言葉はものすごい情報量をまとめたものに、自分の考え方や感情を乗せて発せられることがほとんどで、発した言葉は自分の耳から入ってきます。
自分がなにを話してるかわからな~い。
聴覚異常がある方や興奮しすぎてる人以外、そんな人はどこにもいません。
つまり、逆説的にいえば、脳は入ってきた言葉からたくさんの情報を読み取り、無意識へと沁みこませていくのです。
だから、あなたの言葉一つずつが、意識の9倍以上キャパシティーのある無意識へと、あなたが意識しない状態で積み重なっていき、心身の管理に使われるのです。
こうしてみると、あなたの言葉が、あなたの脳にどれだけ影響を与えるか?わかりますよね。
積み重なった言葉が無意識=自律神経を言葉通りの状態へと、あなたを導く。
あなたがこうしようと思う、その9倍もの力で、です。
だから、あなたが自分の不眠や不安、慢性腰痛や肩こりなど、自律神経の乱れを正そうと思うなら、無意識に働きかけられるよう、普段から使う言葉を変えることが、あなた自身を救うことになるのです。
なので、無意識から自分を楽にする方法を、今回のブログで教えちゃいます🎵
脳は○○を認識しない
さっそく、自分を楽にする方法をご紹介していきます。
普段の言葉遣いというキーワード。これを考えたとき、どんな言葉を使えばいいのか?迷いますよね。
ではここで最近、自分の使った言葉を思い出してみてください。
- だれかの悪口、言ってませんか?
- 会社の悪口や環境を恨むようなこと、言ってませんか?
- こんな世界なんて、なくなればいい!なぁんて、言ってませんか?
普段の言葉遣いの中で気を付けて欲しいことの一つが、これ、悪口・陰口です。
自分を含む、だれかの、なにかの悪口。
なんでこれがいけないのか?ちょっと解説していきます。
文法を勉強した時に、こんな風に文章ができている、と習った記憶がありませんか?
「私はこれから脳の勉強する」という文を文法的に仕分けすると
「私は(S主語)+これから(M修飾語)+脳の(O目的語)+V(動詞)勉強をする」
でSMOVとなります。
これはあなたの認識であって、脳は違うのです。
脳にとってこの文章はこのように解釈されます。
『これから脳の勉強をする』
同じように
「Aさんってホントにばかでどうしようもない」
これは脳にはこう聞こえます。
主語Sがない状態でになるので、
『ホントにばかでどうしようもない』
ではこの言葉は、だれに向かって発せられた言葉だと、脳は受け取るのでしょうか?
そうなんです。あなた自身のこと、なんです。
あまり知られていませんが、脳は主語を認識できない、という特性を持っているのです。
だからあなたが、感情的になって悪口をいうと、あなたの脳は自分のこととして認識して、それを無意識の中へと積み重ねていくのです。
世界は脳で繋がっている
では、どうして言葉があなたの自律神経を整えるのに必要なのでしょうか?
言葉って、いったい何でしょう?スピリチュアルな話ではなく、現実の話で、です。
正解は言葉=振動です。
言葉はただの振動で、空気を伝わって耳に入り、耳の奥でその振動を増幅させて、やっとあなたの脳へと届く仕組みです。
自分の発した言葉だって、同じく振動です。
喉で作られた振動を声として加工し、発せられた振動が骨で増幅されて脳へと届きます。(骨伝導といいます)
だから、それなりにうるさいところで話していても、自分は何を言っているのかがわかります。
言葉が振動で、空気を介して伝わる。
このシステムで世界が動いているので、あなたの言葉という振動は必ず、世界のどこかに影響を及ぼします。
そして、その影響はどんな形であれ、あなたへと返ってきます。
もちろん、それがすぐに返ってくるか?10年後に返ってくるか?大きくなって?気づかない程度に小さくなって?
それは返ってきてみないとわかりません。でも、脳にはそれが返ってくるって、わかっているんです。
なぜなら、ちょっとスピリチュアルな話になりますが、全ての人は繋がっている、という理論(集合的無意識と呼ばれたりします)があって、そのつながりを脳は無意識で認識しているのだそうです。
あなたという存在のプライベートエリア(以下、エリア)は、他のだれかのエリアと重なっていて、あなたの言葉が自分のエリアの一番外まで飛んで行ってエリアを振動させると、重なり合っているだれかのエリアもまた、振動する。
エリアにぶつかった振動は、だれかのエリアの振動を吸収してから、跳ね返ってきます。
言葉は一方方向へ進むのではなく、360℃に拡散されて飛んでいくので、多くの人や人以外のもののフィールドにぶつかり跳ね返ってくるのです。
この振動を感じたり、あなたが聞こえない程度の振動を感じることができるのは脳だけなので、世界は脳でつながっているといえるのです。
ちなみに、脳は見たり聞いたりしているもののうち、ほとんどをカットして認識しています。
意識として処理できる音や画像などは10%程度と言われることが多く、90%は無意識が意識に上がらないようにコントロールしています。
「え?うそ~!そんなわけないじゃん!」と思う人。こんな体験ありませんか?
一生懸命になにかを探していて、探して探して探して探して、いい加減探し疲れた時、ふと目を落とすと目の前のテーブルの上に置いてあった。
他には、テストのケアレスミス。
算数のテスト中はなぜか間違った計算ミスで、あとで見たら+(プラス)ではなく-(マイナス)だった。
これ、なんで起きるのでしょうか?
目の前に入ってきている情報のほとんどを、脳はあなたには不要として意識に挙げているか、ここにこれはない(あるいはある)という思い込みで処理しているからです。
テストの例えで言えば、-の記号を+だとあなたが思いこんだことで、-は+に見えるわけです。
このように、脳はあなたの認識にとって都合の良いように物事を処理して、あなたに自覚させているのです。
言葉を使って無意識をコントロールする術
脳というのはこれくらい適当にあなたをコントロールしているのです。
無意識はあなたの脳の90%以上を占めると言われていますから、無意識をコントロールできた人の方が、人生もなにもかもうまくいくと思いませんか?
ということで、これからあなたの無意識をコントロールする術を教えたいと思います。
だれでもできる簡単な方法ですから、もうちょっとお付き合いください。
知っておいてほしいのは【思い込みの力】
ある実験では蛍光ペンを、あたかも真っ赤に熱された鉄であるように説明し、雰囲気を作って人肌に押し付けたところ、大やけどしたように水ぶくれがでたそうです。
ほかにも、早く治るケガやなかなか治らないケガ、一生の痕になるケガもありますし、トラウマと呼ばれる精神的なケガもありますよね。
大したケガでもないのに、幼いころ親に心と一緒につけられた傷が一生残っている、なんて話も珍しくありません。
これらの中で治りにくい・残り続けるケガは、ケガした時の音や言葉もいっしょに思い出せるそうです。
言葉=振動が心身をコントロールするというのに、これほど有意義な研究結果はありません。
マイナスな言葉を使い続けると、脳にどんどんマイナスイメージの言葉がトラウマ化していくことになります。
つまり、マイナスイメージの言葉を多々発する人の脳が、現実をマイナスにしようとするのは、当然のことなのです。
不調だ。不調だ。不調だ。不調だ。不調だぁ!
なぁんて言ってると、脳は「はい、それじゃ不調にします」と、あなたの心身を不調に傾けます。
つまるところ、不調を改善するための言葉は
好調だ。好調だ。好調だ。好調だ。絶好調だぁぁ!
ってたくさん言って、繰り返せば繰り返すほど、脳があなたの心身を好調へと導くのです。
いいですか?
サイコ~、サイコ~、今日もすごいサイコ~!
って言ってればいいのです。
元巨人軍の有名な選手、中畑清さんはいつも「絶好調!」って言ってました。
これは二軍暮らしの時に、コーチから「調子を聞かれたら、どんに不調でも絶好調!って言ってれば、チャンスが来るぞ」と、アドバイスされたからだそうです。
その通りにいつでも絶好調!と言っていたら、成績が上がり一軍に呼ばれ、4番打者にまでなったのは、40代以上のプロ野球好きなら一度は聞いたことのあるお話です。
こんな風に、言った分だけ無意識にサイコ~って言葉が積もっていきますから、言ったもの勝ちです。
毎日何度も言ってれば、それがあなたの心身状態になるのです。
はい、空に向かって言ってみましょう。
サイコ~、サイコ~、サイコ~、今日もサイコ~!
騙されたと思って、3週間、やってみてください。
続けられれば、あなたの自律神経が原因の不眠や不安、慢性的な症状は改善傾向に傾きます。
なぜなら、そのころには行動・運動する気が湧いてきているからです。
こういう意味では、やる気がでる音楽というのも、振動を使ってあなたの無意識に語り掛ける良い方法だと言えます。
運動も加えると脳が活性化され、更に自律神経が整う
言葉使いもそうですが、もちろん、運動も自律神経を整えるのに有効です。
言葉を発したり、食事をするには筋肉を動かすわけですから、会話なども一種の運動だと言えなくないですよね。
運動することの利点は3つ
- 血流がよくなる
- 体内酸素量が増える
- 内臓が動く
今回の主題である脳について考えても、この3つが悪影響を及ぼすとは、到底考えられません。
血流がよくなって酸素量が増えれば、それだけ細胞レベルで心身が活性化されます。
そして、運動すると内臓が動くので、お腹が減ります。
お腹が減ると食事をした際に吸収される栄養分が、運動していない人より多くなります。
物理的な量が増えるのももちろんありますが、吸収がよくなることで小腸が活性化され、脳の動きや感情が上向きになります。
これは精神医学では常識になってきているようで、最近の鍼療内科では投薬よりもむしろ、食事と運動の習慣化によってその改善効果が認められてきています。
内臓の動きは自律神経の範囲ですから、ここでも運動が自律神経の改善には欠かせない物であることが証明されてきています。
脳に限って言えば、脳も細胞でできていますから、血中酸素が正しい割合であれば最も健康的な心身状態であろうと働くのは当然のこと、と言えます。
正しい食事も脳の状態改善には必須
運動のところでも少し書きましたが、食事だってあなたの脳と自律神経の改善には必須です。
人間が活動するには、酸素で細胞の活動スイッチを押し、糖分を分解して活動のエネルギーにすることが必要です。
これはもちろん、脳にも同じことが言えますから、酸素を取り込むための運動は必須です。
では食事はどうなのでしょう。
炭水化物を始めとする糖分が過剰になると、血中の糖分値が上がりすぎて脂肪として体に蓄えられます。
もちろん脳も糖分が活動エネルギー源なので必要ですが、過剰になることで小腸の動きを著しく制限します。
運動のところで書いたことを逆説すると、食べ過ぎて小腸の動きが悪くなると、腸内フローラ(環境)が悪化し、脳の動きも悪くなります。
脳の動き+小腸の動きが悪くなる=自律神経の乱れ
こう考えると、食事の内容も改善していくことが、あなたの自律神経の改善に必須なことがわかると思います。
糖分を控えめにして、たんぱく質とミネラルなどを多めにする。
これだけであなたの脳の状態はどんどんと良い方向へと向かっていくのです。
ちなみに、脳の成分は60%が脂質ですから、普段の食事にある程度の脂質は必要ですよ!(参照:国際健康医療研究所)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまでをまとめると、脳は
- (主語を認識せず)使った言葉を現実化する
- 言葉の使い方で無意識のコントロールができる
- 運動(血流、酸素)が必須
- 食事内容で活性化も劣化もする
ということになります。
運動や食事を気にしつつ、言葉の使い方一つ、表現の仕方ひとつで、あなたの脳はあなた自身を良い方にも悪い方にも導いてしまうのが、お分かりになっていただけたかと思います。
脳の動き自体や自律神経は、あなたの無意識で行われる活動ですから、いかに言葉と運動と食事で、無意識を改善方向にコントロールできるかが、今後のカギになります。
普段のちょっとした言葉、記録して見返してみるとよいですよ。
言葉を見直してみたけど、全然気持ちが上向かないって時は、ぜひ楽陽堂鍼灸院へお越しください。
内臓から気血の流れを正常化して、あなたの慢性的な諸症状と自律神経の改善に全力を尽くさせていただきます。