【いつまで頭痛に苦しむの?】頭痛薬をやめたい人が読むブログ

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 「いつ頭痛になるかわからないから、頭痛薬が手放せない…」

 そんな生活、いつまで続けますか?
 薬を飲めば飲むほど、効かなくなってきてること、実感しているんじゃないですか?
 そろそろ頭痛薬のいらない生活、手に入れませんか?
 楽陽堂鍼灸院はそのお手伝いをしています。

 こんにちは!地元・葛飾を日本で一番健康寿命の長い地域にしたい、楽陽堂鍼灸院の山口です。

 私の妻も20代からの長い間、頭痛に悩まされ頭痛薬が手放せませんでした。今はかなり良くなって、頭痛薬はお守り程度にカバンに入っている生活です。

 なぜ妻は頭痛薬のいらない生活を手に入れられたのか?笑顔で過ごせているのか?
 実際に43歳のころ妻のした改善策を基に、頭痛の原因と解消法をお伝えしていきます。

結論:頭痛の原因はこの3つ!

 頭痛にもいろいろタイプがありますが、現代人の頭痛の原因になるのはこの3つです。

現代人の頭痛の原因3選
① スマホの使い過ぎ
② 運動不足
③ 睡眠不足、質の悪さ

 これに食生活を改善できれば最高ですが、まずはこの3つを見直すことが、あなたの頭痛を解消していくうえで、今すぐできる効果的な方法に絞って書いていきますね。

 頭痛はどうして起こるのか?と言えば、結果として脳を使い過ぎて血が頭に集まり、オーバーヒートしているからです。

 これを運動や睡眠で解消していけばオーバーヒートも起こさないのですが、それを邪魔してもっとも悪い環境にするのがスマホだと結論付けられます。

★頭痛癖を解決した妻の例で言うなら、
スマホ(PC含む)の時間を減らし
散歩と軽い筋トレをし
寝る時間を確保したら
毎月どんどん頭痛薬の購入回数が減りました。

 なぜこんな結果がでたのか?
 一つずつ分析し、解決策をお伝えしていきますね!

頭痛は脳のオーバーヒートで起こる

 そもそもとして、痛みは心身の異常を脳が察知して、「回復するまで動かさないでほしいという」、あなたへの信号です。

 オーバーヒートを起こすと何が起こるか?と言えば、酸欠です。

 あなたがマラソンをした時に酸欠になったら、クラクラしたり喉や肺が痛く感じたりしたこと、ありますよね。
 それでも走り続けたら、お腹が痛くなった経験だってあると思います。

 これが頭や首肩周りで起こっているのが頭痛です。
 え?走り続けたらランナーズハイになって、痛みとか疲労とか感じなくなる、ですか?そうですけど、そのあとどうなりますか?

 無理をしたのがたたって、しばらく起き上がれなかったり、冷静になったら足首や腰に痛みを感じたことのある人もいるんじゃないでしょうか?(私はマラソン大会後に、右足首捻挫していたことに気づいた経験があります…)

 この起き上がれない状態が脳に起こったらどうなるかと言えば、例えば不安が止まらなくなったり、なにもやる気が起きなくなったり、しんどいことに立ち向かえなくなったり、長いことこの状態が続くと最悪、鬱になります。

 脳は24時間休まずに、呼吸や拍動など、無意識化の身体活動も行うよう指示を出している働き者の臓器です。

 常に働ていて、夜にはあなたをリラックスさせたり、記憶を定着させたりと、ずっと大忙し。

 そこに加えて、ここにこの数十年の間の技術革新の影響で、光刺激がとても強くなりました。

 ネットワークの発達で、情報量がとてつもなく多くなり、

「現代人が1日に受け取る情報量は、平安時代の一生分であり江戸時代の1年分」だそう。情報を受け取るばかりでは頭がパンクするのも当然……。

引用:PENCIL

とする研究者が、実に多くいるのです。

 これが脳のオーバーヒートの大きな原因。
 これだけの情報量を常に仕入れているわけですから、使い過ぎてオーバーヒートからの酸欠になるのも当然ですよね。

 使い過ぎたあなたのスマホが熱くなったり(オーバーヒート)、熱くなってから処理速度が急速に落ちる(酸欠)経験あるんじゃないでしょうか? 
 これ、脳にも同じことが起こっているんですよ。

 スマホは痛みとして出さないけど、人間の頭はこれを痛みとして私たちに自覚させ、いったん電源を切って情報処理をやめさせてようとしているのです。

頭痛の原因その①:スマホの使い過ぎ

 さて、頭痛になるメカニズムをスマホに置き換えて説明しましたが、まずは頭痛の3つの原因であり、現代人の病気の根源、スマホの使い過ぎについて解説していきます。

脳の大きさは変わらないのに、情報量は400倍

  前章でお伝えしたとおり、私たちは平安時代の人の一年分を1日で処理していると言われます。
 でも、私たちは平安時代と比べて脳が大きく進化しているでしょうか?

 現代人は新人=ホモ・サピエンスと呼ばれ、その脳の容量は1500㏄で、これは3万年前から大きく変化はない、どころか

欧州、中東、アジアで発掘された頭がい骨を測定した結果、現生人類「ホモ・サピエンス(Homo sapiens)」の脳の平均サイズは、3万年前と比べて約10%縮小し、1500立方センチメートルから1359立方センチになっていた。縮小はテニスボール1個分に相当する。

引用:【BB news】人類の脳、3万年で1割縮小 進化か退化か?

とする論文もあるくらいです。

 つまり、現代人の脳の容量にそれほど変化はありませんから、20年前と脳の機能などもほとんど変化がない、と考えて問題ありません。

 ところが情報量がどんどん多くなり、色も多彩になり、脳の活動量は大きく上がっています。

 機能的には変化がないのに、処理する情報量ばかりが大きくなっている状態。これが現代人に課せられた日常です。

 多大な情報を処理するのは、前頭葉という人間だけが大きく進化した部分で行いますが、これが頭痛の元になっているわけですね。

 脳は平安時代と変わっていないのに、情報量は400倍。
 これ、どれだけ異常かわかりますよね。

スマホの光刺激が脳を過剰に活発化させる

 続いてスマホの光刺激の問題です。

 視覚情報は前頭葉が処理するのですが、情報量と同じく色彩もかなり豊かになったことで、脳が処理しきれなくなってきています

 昔の映画は3本続けてみても平気だけど、最近の映画は1本でドッと疲れてしまうのは、この影響もあります。

 色彩は私たちが意識していないだけで、脳にとってはものすごく大きな情報で、ほかの物も含めて無意識ですべてを認識しています。

 その中から、あなたに必要な色や情報だけを認識させているのが、網様体賦活系=RASという脳のシステムです。

 また、物理的な距離も原因です。
 30代後半以降の方は覚えていると思いますが、TVはブラウン管でした。

 このころは夜の娯楽がTVくらいしかなく、家族がそろって見ていました。
 家族で見るので当然、距離を空けないと見られませんし、居間にしかない家庭が多かったので、親から離れてみろと注意された方も多いでしょう。

 このブラウン管テレビころの画面へ距離は、1m以上はありました。
 ところが、パソコン(PC)の出現で日常生活の様式が、大きな変化に飲み込まれます。

 PC出現当初はまだブラウン管でしたが徐々に一人に一台PCになり、仕事にもPCが増えてきたことで、画面への距離は50~70cm程度になります。

 さらに15年ほど前、さらなる技術革新がありました。そう、スマートフォン(スマホ)の登場です。

 最初こそスマホは、音楽の聴ける携帯電話程度の扱いでしたが、徐々に検索エンジンが積まれ、決済システムが積まれ、今ではスマホがなくては生活がままならないほどですよね。

 スマホの登場により、私たちの画面への実質距離は20~30㎝になっていきます。

 さて、距離をまとめると…

ハードウェアに変遷による画面との距離
【TV】1~2m
【PC】50~70cm
【スマホ】20~30cm

 これ、わかりますか?画面への距離がこの20年程度で1/10くらいになっているのです。

 ということは、視覚による脳刺激は単純計算で10倍になっている、と言ってもいいでしょう。
 電球だって20~30cmの距離で見続ければ、目が痛くなります。

 刺激量が10倍になっているのに、脳の大きさや堀能力は昔と大きくは変わらない。さらに近い距離で見ている。

 これはつまり、脳のオーバーヒートを生み出す原因となっているのです。

頭痛の原因その②:運動不足

肩こり

 続いて2つ目の原因である、運動不足です。

 これはほとんどの人が感じていることではないでしょうか。もちろん、これを書いている私自身、運動不足を感じています。

 なぜ運動不足は頭痛の原因になるのでしょうか?
 もっとも単純な理由として、筋肉が固まるからです。

 筋肉は血によって栄養され、温められて柔軟性を保ち、活動すべき時に活動できる状態でいることが、平常の状態です。

 全身を温めるには血流が必要であり、酸素や栄養素が運ばれるからこそ、脳も活動できます。

 血流は心臓によって拍出され全身を巡りますが、指先まで巡って心臓に戻ってくるには、筋肉の動きによる循環補助が必要なのです。

 特に、大動脈弓を過ぎて横隔膜より上の左側と横隔膜より下の部分、つまり全身の7割が1本の血管に乗って運搬されます。

 ちょっと想像してみれば、握りこぶし程度の大きさの心臓の拍出力だけで、足先まで血液を送って呼び戻すなんて、かなり無理させてるなと誰しも思うはずです。

 そこで筋肉が動いてポンプ作用をすることで、血流を担保しているのです。
 聞いたことがある方も多いと思いますが、ふくらはぎは第二の心臓などと言われるのは、その形状や位置からしても納得ですよね。

 下から上に血を持ち上げるなら、ポンプ作用が強いものが下の方にあった方が循環効率がいいので、ふくらはぎ=大腿三頭筋は膝の下にある最大の筋肉なのです。

血流の70%は左大動脈から

 運動不足が頭痛につながるのは、首肩の筋肉のコリがとても大きく関連しています。

 脳は頸動脈によって体内から最優先で血液供給を受けているので、首を絞められるなどの刺激的な外的刺激がない限り、通常は酸欠になることはありません。

  むしろ運動不足による頭痛の原因は、大きくこの3つです。

運動不足による頭痛の原因3選
① 酸欠・筋や腱の硬化による頭蓋骨への圧迫
② 血流過剰による頭蓋骨への圧迫
③ リンパ液の滞留による頭蓋骨への圧迫

 どの原因にしても、血流の偏りによって頭痛が起きているのがわかると思います。
 これまで診てきた患者様の運動不足からくる頭痛には、下の3タイプがあります。

あなたはどのタイプ?
① 肩こりがひどくなると頭痛になるタイプ
② イライラ、怒りっぽいタイプ
③ 集中すると何時間でも仕事を続けてしまうタイプ

 どのタイプにしても、運動不足や首肩回りの動かさなすぎが頸肩部のコリを呼んでいるので、血流を意識して首肩を定期的に動かせば解消される場合がほとんどです。

 ずっと筋肉を動かさないでPCやスマホばかり見ていると、全体の血流が滞り脳がリラックスできずオーバーヒートからの酸欠を起こすので、頭痛へと繋がります。

頭痛の原因その③:睡眠不足、質の悪さ

睡眠不足

 それでは最後の3つ目、睡眠不足や質の悪さが原因だということを解説していきます。

 この問題はなぜ寝るのか?という問いとほぼ同じ意味です。

 私たちは睡眠を必ず必要とします。
 ショートスリーパーと呼ばれる方でも、寝ないことはありません。

 寝ることの脳への影響は様々ですが、こと頭痛に関して言えば睡眠が及ぼす効果を知っておくことで、その重要性を理解できるはずです。

マルチタスクがあなたを頭痛へと導く

 脳は体と違って、自律神経と共に24時間働いています。

 脳は私たちが寝ている間も、ぼ~っと何もしていない時でも稼働しているのですが、実はマルチタスクを嫌います。

 AをしながらBのこともする、というのは脳にとって大きな負担でしかありません。

 マルチタスクの代表例が【歩きスマホ】ですが、この行為についての危険性を、脳科学者である枝川義邦早稲田大学リサーチイノベーションセンター教授が、このように述べています。

道を歩くという行為は、それだけで、動く、人や障害物を見る、避ける、という高度な情報処理を要します。さらにメールを打つ、SNSでやりとりするといったスマホを使う行為を同時に行うと、どちらも効率が著しく低下してしまうのです。

PRESIDENT:2019年2月18日号「人間は本質的に”マルチタスク”はできない」より

 多少下がるのはなく“どちらも効率が著しく下がる”と、断言しているところがポイント。

 一点集中が本来の使われ方である脳がマルチタスクを続けることで、大きな負担になっていることの証明でもあります。

睡眠不足

 睡眠不足になるとどんな影響があるのでしょうか?

 そのためには、私たちが寝ている間に脳が何をしているかを知っておく必要があります。

睡眠は脳をリセットする最も重要な時間でもあります。私たちの脳は常に脳内の有害物質を排除していますが、睡眠時間はこの働きが最も活発な時間です。私たちが眠っている間、脳内ではリンパ系がいわば洗浄液によって脳を掃除しています。

neurotrack:眠りの間に脳内で起こっていること

 睡眠をしている間に、脳内有害物質であるあなたのストレスを解消している、というわけです。

 このほかにも、睡眠中に記憶の定着を行ったりしていて、新しい情報が入ってこない睡眠時は、脳にとって最もその能力をフル活用している時間ともいえます。

 ちなみに、ストレスがたまった状態は交戦状態を維持するのと同じですから、筋肉は硬直し自律神経は交感神経優位であり続ける、ということ。

 寝ても疲れが取れないのはこの状態でもあり、ここでも脳が疲れてしまいオーバーヒートを簡単に起こす原因にもなります。

 睡眠時間は7時間~7時間半がよいと言われていて、これより日常的に長くても短くても死亡や病気のリスクがあがることがデータでもわかっています。

睡眠時間と死亡リスク
健康ひょうご21県民運動推進会議より

 頭痛も立派な病気ですから、睡眠時間をしっかり確保する子ことは未来の疾病を防ぐことにもなるのです。

 個人差はありますので、自分にとって最も良い睡眠時間を知ることも大切です。

 私の場合、1週間ごとに6~8時間半までを30分単位で試してみましたが、凡人らしく7~7時間半くらいの睡眠が最適のようです。

 ただし、これは睡眠の質がある程度以上良いことに担保されますので、次はその辺を書いていきますね。

 睡眠の質

 近年、睡眠時間と共に言われるのが、睡眠の質についてです。
 深くぐっすり眠れれば、朝すっきり爽快に起きられるはずです。

 ですがこの睡眠の質が落ちることも、頭痛の原因になるのです。

 睡眠時間が7時間くらいがよいと直前で説明しましたが、これは質が良い場合の話。現代日本において、7時間良い睡眠を取ることはかなり難しいのです。

 原因はスマホと食環境の2つです。

 スマホは前述の通り、脳へ強い光刺激を与えることで、交感神経優位にしてしまいます。
 交感神経を副交感神経優位にするまでに、最低でも15分かかり、そこからさらに睡眠状態になるまで30分かかるとも言われます。

 スマホのような強い刺激を近距離で受けている場合、この時間はさらに延長することが予測されます。

 こんなことから、眠る1時間前にはスマホは見ないように、と楽陽堂鍼灸院では指導しています。

 食環境についてですが、胃の中に最後に固形物を入れた時間と関係があります。

 というのも、胃に何か入っていると自律神経は消化を優先するというシステムになっていて、消化が終わったら睡眠の方に力を使うからです。

 胃の消化は2~3時間かかると言われているので、0時に寝る方が23時までなにか食べていると、早くても1時ころまでは消化にエネルギーを使います。

 消化完了のあとに自律神経が睡眠体制に入るので、プラス1時間とすると2時ころまでは睡眠の質は下がったままです。

 23時まで飲食していて0時に寝て7時に起きるなら、7時間睡眠のつもりが実質5時間程度になっている、ということです。

 これでは到底、疲労も取れないし血はドロドロになるしで、血流は悪化の一方ですから当然、なにかのきっかけのたびに頭痛に襲われることになります。

 こんな状態で運動したら良い結果になるわけありません。下手をすると倒れてしまいます。

 こんなことからも、睡眠の質の低下は頭痛の種になるのです。

 睡眠を制する者は、健康・病気を制す。
 なぜなら、一流と呼ばれてる人ほど、睡眠時間を必ず確保していますし、その質を上げるために食事やスマホ使用時間など、欲望のコントロールに気を使っていますからね。

 代表例がMLBのスーパースター、大谷翔平選手でしょう。興味がある方は、コチラをご覧ください。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。

 頭痛の種は3つありましたが、どれも普段ちょっと気を付けていれば育たないものばかり。

 育ってしまうと自律神経を乱し、血流が悪化し、余計に脳がオーバーヒートを起こして頭痛を発生させます。

辛い頭痛や肩こり解消のため、普段から
① スマホをコントロール(時間・距離)
② 運動不足を解消
③ 睡眠時間と質の確保

をしていきましょう。

 これらをしっかりと行っていけば、自律神経を整えられるので、肩こりや頭痛もかなり解消され、薬のいらない未来が待っています。

 とはいえ、まずは疲れが取れない。睡眠の質が低いまま。運動するとすぐに息切れしてしまって、それどころじゃない。
 おかげで、頭痛薬が手放せない!

 そんな時は、まずは筋のコリと自律神経をリラックスをしていきましょう。
 楽陽堂鍼灸院はそのために存在しています。

 あなたがこれからの人生を、楽しく陽(あか)るく過ごすための鍼灸院。
 あなたを薬から解放するのが、楽陽堂鍼灸院です。

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