腰痛を治したかったら、主治医は医師ではなくあなたです

腰痛

いきなり衝撃的なことをお伝えしますが、病院に行っても腰痛は治りません

葛飾区のJR亀有駅南口徒歩5分、【東洋医学専門】楽陽堂鍼灸院の院長山口です。

誤解をして欲しくはないのですが、病院や医師の悪口を言いたいわけではありません。
現代の優れた医療が我々にもたらしてくれる恩恵は、とても素晴らしい物です。

それでも、あなたの腰痛が慢性的に続いているものなら、医師にはあなたの腰痛は治せないのです。
それがなぜか?は、別のブログでご紹介していますので、ご覧ください。

楽陽堂鍼灸院のブログ:慢性腰痛の原因は…。完治しない謎を追ってみました。

もし、あなたが腰痛に悩んでいて、毎日が楽しくない。

これが悪化したらどうなっちゃうんだろう?なんて心配があるなら、あなたは自分があなたの主治医になって、腰痛を治していかなければいけないのです。

これからの長い人生、苦しまなくて済むなら、それに越したことはありませんよね。

その治癒過程で楽陽堂鍼灸院の鍼灸を受けると、自分だけでやるよりも簡単に早く治ります。

それがなぜなのか?これから解説していきたいと思います。

結論:○○を改善すれば、慢性腰痛は自分で治せる

結論から言ってしまえば、血流を改善すれば、慢性腰痛は自分で治せます。
「噓つけ~!」って言われそうですが、事実です。

実際にこれを書いている私も、10年以上の腰痛に悩まされ、20代半ばではギックリ腰を二回やりました。

今はほとんど感じない程度になりましたので、「自分で治せるのは、事実です」と、言うより他ありません。

ではなにをどうしたのか?鍼灸師だから鍼灸で治した?
もちろん、それによって早くよくなったのは間違いありませんが、鍼灸はあくまで治癒力をあげることで治るまでの期間短くするためのものです。

私の経験を踏まえてみても、日常生活で3つの要素を見直せば、誰にだって慢性的な腰痛は治せるし、再発しにくい体になるのです。

その3つの要素をこれから書いていきますが、先ほどもお伝えした通り、血流を整えるということだけフォーカスすれば、腰痛は誰にでも治せます※改善までの期間には個人差があります。

ただここで問題なのは、自分でやるとどうしても時間がかかりますし、初期段階では良くなっていか不安になることもあると思いますが、信じてやってみましょう。

早急に効果を出したい方は、楽陽堂鍼灸院にご相談ください。
やっていることの方向性や改善段階のチェックも行えます。

腰痛改善のために、血管や血液のことを知っておこう

あなたがあなたの主治医になるためには、その改善道具である血液や、その通り道である血管のことを知っておく必要があります。

登山だって、山頂だけ見ていても到着しませんよね?
登山道を知らなければ途中で遭難してしまうように、知識として簡単に知っておくだけでも、完治への道は簡単になります。

ではまず、血管のことを知っておきましょう。

血管にはざっくり3種類ある

血管には3種類あることを、あなたはご存知でしょうか?

血管3種類
動脈:酸素や栄養、ホルモンなどを運ぶ。赤色に見える
静脈:二酸化炭素や老廃物などを回収する。青色に見える
毛細血管:体の隅々まで張り巡らされ、細胞を栄養する

心臓から出た血液は動脈を通って毛細血管に入り、毛細血管を通じて各細胞に酸素や栄養、ホルモンなどを渡し、二酸化炭素や老廃物などを静脈へと回収し、心臓へと運びます。

この流れのどこかで、流れが詰まったり乱れたりすると、酸素⇔二酸化炭素の交換や栄養が足りない、ホルモンが届かないので正常に作動しない、などが起こるわけです。

ちなみに、これら血管をつなぎ合わせると約10万㎞と言われており、赤道の2.5倍ほどの長さになります。

血液の役割

血液の役割を一言で言えば、体に良いものを運び、悪い物を回収することになるでしょう。

血液は動脈血と静脈血の2種類に分けられ、良いものを運ぶのが動脈血で、悪い物を回収するのが静脈血と覚えておきましょう。

よく間違われますが、リンパ液は血管外を流れるので、血液には分類されません。リンパ液は細胞と細胞の間を流れ、リンパ管を通るので間質液と呼ばれます

動脈血は良いものを運ぶと書きましたが、前述の通り酸素やホルモンなどと共に、体を構成するたんぱく質やアミノ酸、ケガをした時にふさぐ成分である血小板、免疫として働く白血球なども運んでいます。

静脈血は毛細血管を通じて二酸化炭素や老廃物をが回収されて集合した血液です。酸素が二酸化炭素に入れ替わり、赤血球が酸化=錆びるので青色に見えます。

動脈も静脈も忘れてはいけないのが、腰痛の改善にも原因にもなる熱の運搬です。

どちらの血液も必要量より減ってしまうと、正しく細胞が働かないですし、熱量が下がるので体温が低下します。

なぜ血流が弱ると腰痛になる?

血液と血管のことを知ると、腰痛の原因が血流にあることが少し、見えてきませんか?

痛みというのは、その部分になにかしら異常があることを知らせる、自己防衛システムです。

現代では考えられませんが、文明が発達していなかった頃は、痛みがあることはそのまま命の危機だったのです。

例えば腰痛で考えれば、痛みがあることで運動能力が低下しているため、肉食動物に襲われたら逃げ遅れます。

作物を育てていた人なら、食物を栽培することも収穫することも非効率になり、収穫量が減る=栄養不足になります。

こんな風に、文明が未発達だったころの痛みは生き死にに直結だったのです。

慢性腰痛は現代病の一つ

ではなぜ血流が弱ると腰痛になるのでしょうか?

座っていることの多い現代人の腰への負担が大きいことと、血流悪化による筋肉の硬化と冷えによるものです。

まっすぐ立った状態でいる時と座っている状態では、腰への負担は150%になると医学書に書かれており、負担が増す=血行不良を引き起こすと言えます。

これにより血流が悪化することで筋肉が栄養されず、柔軟性を失います。熱も運んでくれる血流が悪化することで、腰が冷えてしまって筋肉が硬化します。

硬くなった筋肉は柔軟性を失っていますから、体を動かした時に筋肉が対応できず筋繊維が切れます。
これが痛みの原因の一つである、炎症となるのです。

腰痛は腰だけに原因があるわけではない

血流と切っても切れない関係にあるのが、内臓です。

内臓は血流によってその活動を担保されています。

運動不足などで血流が悪化すると、当然内臓への血流量が減る=冷えます。

内臓が冷えて活動が悪くなると、尿や便として老廃物の処理がしにくくなりますから、余計に筋肉の硬化を生みます。

位置的に見ても内臓と腰は前後関係ですから、腰を冷やしてしまうことになるのです。

こうして、冷える⇒固まる⇒(動かしたときに繊維が)切れる⇒痛む⇒活動不足になる⇒冷える⇒固まる…、のループができることで、痛みが慢性化していきます。

このループが何度も繰り返され、どんどんと治りにくくなっていくのです。

腰痛を減らしていく体のシステムを知ろう

では、体はどうやって痛みをなくしていくのでしょうか?

痛みは原則、体の中で発生しています。例えケガだとしても、空気に触れていない部分は体内です。
そして、ケガも体表から治るのではなく、体内から治ります。

ケガなどの場合、それ以上血液が外に出ないようかさぶたを作って蓋をしますが、これは治しているのではありません。

体内の異常を治す方法は、一つしかありません。
そう、血液が治す為の物質を運んできて、筋肉や腱など繊維の修復が行われるから治るのです。

腰痛であれば、筋肉の損傷部位にたんぱく質を運び、修復すると共に栄養することで治していきます。

血液の質がよく、血流がよくなれば、それだけ早く修復が可能になる、というわけです。

逆に言えば、血流が悪い人は治りにくいのです。

血流を良くすることで、治す力>損傷していく体の図式を作っていかねばならないのです。

自分で腰痛を治す方法

それではここまでの情報をヒントに、実際に私が血流を改善して慢性腰痛から脱却した方法をお伝えしていきます。

血流改善の為のポイント

  • 運動する
  • 食事を変える
  • 睡眠時間のコントロール

あなたが今すぐできて、しかも必ず効果がでる血流改善ポイントは、この3つだけです。

それぞれ詳しく解説していきます。

運動する

これは言うに及ばすですが、運動すれば筋肉が動きますから血流は改善されます。

運動すれば当然、体に熱が巡るので筋肉が柔らかくなりますし、痛むところに血が巡りやすくなるので、修復も早まります。

定期的な運動をすることで、確実にあなたの体は改善へと向かいます。

運動をし始める前によく言われるデメリットは、
①時間がない
②痛いとできない

ことです。

私が改善した方法は、あなたが思っているよりもこれらのデメリットは、相当に軽いものです。

時間がないと言われる方は、本当に時間がありませんか?家でスマホを見ている時間、どのくらいあります?

生活の中で毎日15分、動くことを取り入れて欲しいのですが、できますか?
その15分も、ハードに汗をかくことはしませんし、走ったりもしなくていいです。

なにをするのか?15分、歩いてください。帰宅してから着替えて改めて歩く必要なんてありません。
朝早起きして歩く必要もありません。(この方がいいですけど)

毎日一駅、行きか帰りに歩いてください。もちろん両方歩いてもいいですし、その方が効果的です。
生活の中に運動を取り入れることが大切です。

それと、痛みがあることが理由で運動しない方にも通じる、もう一つのコツ。

ずっと座っていないこと。
同じ姿勢でいないこと。

これがものすごく重要です。

同じ姿勢で居続けることは、筋肉にはとてもストレスです。
血流は心肺機能だけで流れているのではなく、筋肉の収縮による手助けが大いに必要で、ふくらはぎが第二の心臓などと呼ばれる理由もここにあります。

余程の痛みでもなければ、仕事中にちょっと立ったり、立ち仕事の方であれば軽くストレッチするくらいのことはできるでしょう。

30分に一度は違う態勢を取り、ゆっくりとした呼吸と共にストレッチなどを行ってください。その場で足踏みやかかと上げ運動などもいいでしょう。

こんなちょっとしたことで本当に?本当なのです。

食事を変える

続いて食事です。全てを変えるのは難しいので、食べる時間と内容の2点に絞って書いていきますね。

食べる時間には注意が必要です。

食べるのは眠る1時間前まで
早食いしない

時間に関していうなら、この2点をしっかりやりましょう。

眠る一時間前からは、食べることを控えましょう。
この後に書く睡眠時間のコントロールにも関係しますが、寝る直前まで食べると筋肉の回復が遅くなります。

寝ている間に回復するためのものを体中に巡らせたいのに、その邪魔をするのです。

早食いはよく噛まずに食べることになりますから、消化器系への負担を増やします。
痛みを回復させるよりも、消化にエネルギーを使ってしまっては本末転倒。

また、早食いをすることで満腹中枢への刺激が遅れますから、食べ過ぎてしまうことにもつながります。

食べ過ぎてしまうと、血液の状態が悪くなりますから、これも結果的に腰痛へ繋がったり、症状の長期化を生みます。

内容の変更点として、主食と呼ばれる米・小麦粉と砂糖や油の多い物は控えるようにしましょう。
特に寝る直前に食べることで、血液の状態を悪化させます。

私のやった食事内容の変更は、その日の活動量が少ない(運動しない)なら、
朝はスープ類のみ、昼はしっかり食べる、夜はおかずだけ
にしました。

その日の運動量に合わせて食事量を変える。
本当にあなたの生活で3食+食事やデザートが必要ですか?

ちなみに、糖質制限という意味で、お菓子などのデザートを休日以外、ほぼ止めました。これは現在も続いている食習慣です。

これだけで、1カ月もしたら体が軽くなり、腰痛も少なくなりました。

本当に?やってみた方だけがわかります。

睡眠時間のコントロール

最後に睡眠時間のコントロールです。

食べるもののところでもお伝えしましたが、睡眠をとる1時間前には食べることをやめましょう。

睡眠時間のコントロールには2種類あって、単純にそのまま睡眠時間が必要なこと。もう一つが睡眠の質という時間コントロールです。

睡眠時間としては、毎日7~8時間をめどに寝ましょう。
これが人間にとって、最も疲労回復やストレス解消、症状の改善につながります。(参照:Medi Pallet『睡眠不足の悪影響とは?質の高い睡眠をとるためのポイントも解説』より)

実際に、6時間以下または10時間以上の方は、7~8時間睡眠の方よりも大きな病気にかかりやすく、死亡率も高いことが報告されいます。(参照:国立がん研究センター『睡眠時間と死亡リスクとの関連について』)

そして、もう一つの睡眠時間のコントロール、質についてです。

人間の睡眠にはサイクルがあり、レム睡眠(急速眼球運動睡眠)と呼ばれる浅い睡眠と、ノンレム睡眠と呼ばれる深い眠りを繰り返します。
何度か繰り返される睡眠サイクルでもっとも重要なのが、一番最初の睡眠サイクルなのです。

ここでしっかりぐっすり眠れると、体の状態は確実に良くなります。
というのも、ここが最も睡眠に対して欲求が強い(寝たいと強く思っている)からです。

つまり、最初のサイクルを深くとる=眠って回復する力が最も強くなる、ということになります。

ここで先ほどの眠る直前1時間は、食べるのを止めよう、特に主食は避けようというのを思い出してください。

主食や砂糖などの糖質が体に入ると、その処理に1~2時間かかると言われています。
体が生きるための活動エネルギーを蓄えようとするからですが、寝るという行為は体を回復させる行為だと、直前に書きましたよね。

ここに矛盾があることがお分かりになりましたか?

寝る直前に食べるのは、回復行為を妨げることになりますし、これにより睡眠の質が落ちるのです。

だから、食べるのは1時間前までに終わらせましょう、という理屈になるのです。

本当にこれで腰痛が良くなるの?やった人だけがわかります。

まとめ

いかがでしょうか?

あなたがあなたの主治医になる。それは取りも直さず、生活習慣を見直すことなのです。

慢性腰痛は特に生活習慣によるものが大きいので、一旦なってしまうとなかなか自己改善が難しいものです。

痛みがあるうちは改善の為の運動ができませんし、食欲もわかなくなるし、睡眠の質も悪いからです。

これによって自律神経が乱れてしまい、余計にストレスフルな毎日を暮らさざるを得ないのが、あなたの現状でしょう。

まずは痛みを取ること。そして、痛みを取れた先に再発しないようにするためには、心身のバランスを整え、血流を改善することが必須です。

すでに痛みがツライ現状からの回復には最低、半年は見込んで根気よく取り組んでください。やれば必ず血流が改善し、継続することで再発しない体を手に入れられるのです。

半年もかけられないし、正しい方向に進んでいるか不安だし、もっと手っ取り早くよい状態を手に入れるにはどうすればいいでしょうか。

それ、楽陽堂鍼灸院にお任せください。2カ月で痛みがなく、再発しない体が欲しい方は、今すぐ、ご予約ください
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ご連絡、お待ちしております。

参考書籍

心と体の不調を治す 血流の整えかた

posted with ヨメレバ

今井 太郎 池田書店 2022年11月14日頃

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