え?!長く続いている腰痛に、まだ湿布を貼っているんですか?
だったらそれ、逆効果です。今すぐやめましょう!
葛飾区のJR亀有駅南口徒歩5分、【鍼灸治療専門】楽陽堂鍼灸院の院長山口です。
私も20代後半から40代に入るまで腰痛に苦しんでいましたが、今ではすっかり腰痛知らずです。
それはなぜなのか?
まずはシップをやめたことが大きな理由なのですが、それを今日はお話していきたいと思います。
あなたがシップ生活から脱却し、腰痛の苦しみから解放されることを願って書いていきますので、さっさと治したいと思ったら、すぐにご予約くださいね。
そういえば、院長は20代からずいぶん腰痛で苦しんでましたよね。
今はほとんど腰に手をやることもなくなりましたし、もう何年もシップを買ってくることもなくなりました。
どうしてそんなことができたんですか?
あの頃の腰痛は本当に、毎日辛くて気が狂いそう…は、言い過ぎかもしれませんが、それでも仕事に差し支えるレベルでしたね。
結果から言ってしまえば、シップや痛み止めをできる限りやめて、ストレッチなどをしたからです。
私は整形外科の看護師なので、毎日腰痛で通っている方も診ていますけど、みなさん一様にシップを貼っています。
これで治るなら、もう来なくなるはずなのにな…って、いつも思ってるんですけど、シップを続けると、治らないんですか?
はい。治らないとは言いませんが、90%以上の方は悪化もしくは長期化します。
シップや痛み止めに頼って腰痛が完治した方は、私や来院患者様も含めて、ほぼ見たことがありません。
そのなぞを、今から説明していきますね!
はい!よろしくお願いします!
今回も楽しみです♪
結論:慢性腰痛にはシップは害悪でしかない
驚き桃の木山椒の木、シップが腰痛にとって害悪なんて、山口は頭がおかしいんじゃないか?
そんなことを思われても仕方ありません。
だって、あなたが信じてる病院・医師の言うことと真逆なんですから。
でも実際、20代から腰痛を感じた時にシップを貼っていた49歳になる私。
もう10年くらいシップを使っていませんが、シップを使わなくなってから5年ほどでほぼ腰痛を感じない程度になりました。
ではなぜシップを貼ると長く続く腰痛が良くならないどころか、治りにくくなるのか?といえば、筋肉が冷えて固くなる=血流が悪くなるから、の一点に尽きます。
人間は温かく、体温で言えば36.5℃の体表温度が理想とされています。
人体において痛みは熱反応=炎症として現れていることが多いので、腰痛があるときはシップを貼って冷やそう、となるわけです。
ところが、特に冷感湿布を貼ると、体表温度は2℃程度下がることが分かっています。TVのCMとかでも、シップを貼ったところが青く見えるサーモグラフの画像を良く見ますよね。
冷えると言うことは、人体では血流が悪くなることを指しますから、痛みを治すための修復物質が運ばれて来にくくなることになります。
すると、いつまでも体の修復がされないので、腰痛はますます治りにくくなるのです。
この観点からみれば、長期的な慢性腰痛に対して、シップは害悪でしかないのです。
次はその理由を説明していきます。
なるほど…。
確かにシップは冷えますね。冷えることで身体の修復材が運ばれて来にくくなるから、なかなか治らない…。言われてみれば、そうですね。
人体の修復機序は、痛めたところから信号⇒脳が治癒させるために、修復物質でもある痛み物質の配送を指示⇒血液と共に修復・痛み物質が運ばれる⇒熱を伴う痛み、となります。
冷やして血管を締めてしまっては、回復が遅れてしまうのも無理はありません。
温でも冷でもシップは【経皮鎮痛消炎剤】である
シップは大きく分けて二種類、冷シップと温シップに分かれます。
冷シップは貼った時に〈ヒヤッ〉と感じるシップで、温シップは貼った後にジワジワ温かく感じるシップです。
あ、勘違いのないように先にお伝えしておきます。
シップが慢性腰痛を良くすることにおいて害悪だとは言っていますが、シップを絶対に貼るな、と言いたいわけではありません。
必要に応じて使いましょう、と言いたいのです。
主成分の消炎鎮痛剤は痛みを抑える効果を持っていますが、直接「筋肉を柔らかくす る」という効能は認められていません。
引用:宝田整形外科クリニック
ただし、処方する医師の中には、「筋肉を柔らかくする」効果があるという見解もあります。「消炎鎮痛作用が働いて、筋肉の緊張が和らぎます。これにより、筋肉がもとの状態に戻っていき、柔らかくなっていきます。ただし、非常に大きな個人差があります」。 しかし「湿布を貼ると筋肉が柔らかくなる」ことを裏付けるデータはありませんでした。 湿布に「筋肉のコリをほぐす」ことまで期待するのは、過剰な期待であるといえます。
あくまで痛みが出ているときに抑える力はありますが、予防として使うことやコリをほぐす効果はなし、というのが多くの医師の見解であり、データもそれを証明している、ということですね。
もちろん、大活躍してくれる場合もあります。
例えば、腰の捻挫であるギックリ腰(急性腰痛症)などの場合、強い熱が出ますから使用してもいいでしょう。
この時でも、個人的にはシップよりも氷嚢をオススメします。
なぜなら、シップの効果は最初がピークで強い効能が出るのは15分程度までですから、シップを貼って後は放置よりも、どんどん交換して冷えた状態を維持できる氷嚢の方が、数段すぐれた熱処理方法ですから。
ところであなたはシップの薬剤名を知っていますか?
シップは経皮鎮痛消炎剤ですから、深いところの痛み=炎症を表面(経皮)に引き出して消炎=冷やす薬である、と言うことです。
一般的には強い痛みを感じる時は冷シップを、普段は温シップを使うとよい、と認識されているようですが、温でも冷でもシップは鎮痛消炎剤です。
ここがポイント!
あなたが腰痛を強く感じるからと冷シップを貼ったり、慢性的な痛みが強くならないように温シップを貼っておこう、と考えてシップを使ったとします。
シップを使った時、あなたの感覚的に冷たい、温かいと感じても、体表にある感覚器がそう感じているだけなので、もっと深いところにある実際に炎症が起きている部分≒筋肉はどんどん冷えている、ということ。
筋肉の側に立って考えてみれば、冷でも温でもどちらにしても冷やされる、という結果になります。
しかもピンポイントに炎症が起きている部分だけでなく、広い面の筋肉が冷えています。
ほとんどの場合、キッチンで火が出てたらあなたは火元に水をかけたり、消化器で火を消せばそれで済むはずです。
ところがシップを貼るということを範囲の面で見るなら、キッチンで火が出たのに家ごと水をかけてしまうようなものです。
そんなこと、しませんよね?
でも、シップを貼るということは、あなたの体にそれを強いている、ということなのです。
単純な話、シップは炎症を外へと引き出す代わりに、広い範囲を冷やすことで筋肉を締め、血流量を下げます。
これは取りも直さず、神経組織への栄養も悪くなるので、痛みが脳にしっかりと伝わらないことにもなります。
脳に痛みが伝わらないということは、修復物質でもある痛み物質が運ばれにくくなるということですから、慢性的な腰痛をさらに長引かせることになります。
ただ長引かせるだけならまだいいか、と思っていませんか?
シップにはもっと恐ろしい、あまり知られていない副作用があるのです。
冷やして筋肉が硬くなる、血流が悪くなる、以外にも、シップの悪い作用があるんですか?
ありますよ!むしろ、個人的にはこちらの方が慢性腰痛だけでなく、全ての症状への警鐘として、お知らせしたいくらいです。
薬全体に言えることって、ことですね。
これはちゃんと聞いておかないと…。
シップは依存症を引き起こす
あまり知られていない副作用といえるのが、シップ依存症です。
前章で書いたとおり、シップ=鎮痛消炎剤の怖いところは、血流量の低下による単純な筋肉の硬化や神経組織の伝達経路の弱体化だけに留まりません。
長期的な鎮痛消炎剤の仕様は、なんと、身体に依存症を引き起こします。
これはシップに限ったことではなく、薬全般に言えることで、私の考える薬の最も怖い部分がこれです。
薬は使えば使うほど、ほとんどの方はどんどんと強い薬が必要になり、薬なしではいられない依存状態や、不眠・食欲不振などなどさまざまな症状を呈していきます。
これがいわゆる医原病のひとつですが、あなたも一度は聞いたことがあると思います。
シップはいつでも簡単に手に入るから、医原病にならないと思っていたら、かなり認識が甘いと言わざるを得ません。
なぜこんなことが起こるのか?ちょっと考えてみましょう。
痛みがあることが愉快だと思う人は、ほぼいません。痛みが快楽だと感じるのは、ちょっと頭のねじが飛んでる人だけです。
不快なものから逃げたいと思うのは、生物としての本能であり、これを否定することは決してありません。
ですが、痛みは体を治すためのシステムなので、痛みというストレスと痛みを治すためのシステムとのバランスを取ることが重要です。
しかし、シップや痛み止めはこのバランスを崩すものです。
痛みというストレスから一時的に解放されるという、素晴らしい効能は私も恩恵にあずかっていたので、心から感謝しています。
ところが、人間というのは一時的なストレスからの解放により、もっとずっと痛みから解放されていたい、と無意識に思うようになるのです。
さらに、痛みがない時に無理をすることが多くなるので、腰痛は結果的に悪化しています。悪化しているということは、痛みが強くなるということ。
強くなった痛みは、もっと強いシップや痛み止めが必要になります。
強くなったシップのおかげであなたはまた、一時的に痛みというストレスから解放されます。
そして、また無理をして腰をもっと悪くします。しかも、冷えて血流が悪化することで、なかなか治らない腰を抱えながら…。
はい、このループ。
覚せい剤などでよく聞くループに似ていませんか?
一度やるとやめられない。もっと欲しくなる。
人間の脳は楽なことを求め、もっと楽なことを求め、もっともっと楽なことを…、という風にできているのです。
これ、依存っていいますよね。
筋肉にしても同じです。
ちょっとした痛みや予防で使い続けていると、痛みが出たらすぐに外力で痛くなくしてくれる、と認識してしまうんです。
すると、自力での痛みの回復活動をやめてしまおうとします。
これは脳(無意識)や自律神経レベルでそう認識してしまうから、あなたの意志(意識)で今すぐどうこうできないことなのです。
これを習慣と呼ぶのですが、正しい習慣は身に付きにくく楽な習慣は身に付きやすいのは、意識と無意識の力の差です。
だからこそ、体の回復力にとって楽な習慣であるシップの常用は止めるべきですし、ましてや予防に使うなんてもってのほかなのです。
もちろん、普段一生懸命に腰痛を良くしようとしているけど良くならず、でもここはいっちょ踏ん張り時!なんて時は貼っておいてもいいと思います。
なんでも使い方とタイミングが重要なのです。
シップに限らず、薬の依存症は医学界全体でも問題になっていますものね。
簡単にだれでも手に入れられる、効能が弱い物だから大丈夫、ってことはないのかぁ…
むしろ、依存症をしっかり伝えない製薬会社やこれまでの医学界にも問題あり、と私は思います。
現代医学は我々の寿命や救急救命など、とても素晴らしい恩恵を与えてくれてますが、何にでも陰陽があり、悪い面もある、ということは覚えておいて欲しいところです。
私のシップ歴と改善の歴史
それでは実際に、20代半ばから40代に入るまでにぎっくり腰を二回を体験し、慢性腰痛に長らく悩まされた私の改善までの道のりを書いていきたいと思います。
大学を卒業して飲食チェーンに入社した当時、私が腰痛に悩まされることはありませんでした。
当時はバブルの残り火のころで、まだまだ拡張路線を走っていた一部上場企業の入社二年目の前半、会社でもまれに見る大抜擢を受け、新規店舗の店長になりました。
そこから私の腰痛人生が始まります…。
徐々に痛みを感じてくるようになった腰。もちろん、最初は軽いストレッチなどを行えば、一週間もしないうちに痛みは感じなくなりました。
腰痛を感じるようになって一年もした頃、座っていても立っていても痛みを感じるようになり、シップのお世話になるようになりました。
貼っている時は冷えるし痛みは取れるしで、かなり「助かった」と感じたことを覚えています。
ところが今思えば、シップを貼るようになってから、ストレッチをしても痛みが抜けなくなっていったのです。
当時は医学的な知識なんて当然、ありません。
仕方なく、月に何度か近所の接骨院で電気治療とマッサージを受けていました。
保険が効くので安月給の飲食業社員には、1回500円と安価なことも正直助かったと、思ったものです。
こう思い出してみると、当時は湿布や保険治療のように安価で得られる治療効果に、「助かった」と感じていたんですね。
これは実費でやっている楽陽堂鍼灸院の患者様たちも、最初はこう感じていたからこそ、通院を長く続けたのでしょう。
でも、楽陽堂鍼灸院の患者様たち同様、受けた時は良くても数日もしないうちに繰り返す腰痛…。
半年も経たずして、「行っても良くならないから行かない」となったのは、言うまでもありません。
そしてギックリ腰へ…
そうこうしているうちに、25歳のある時、電車で帰宅途中にブレーキがかかった瞬間、ぎっくり腰になりました。
よくよく考えれば、このころはストレスMaxで、暴飲暴食し、夜更かしし、休日ともなれば昼過ぎまで寝ている生活。
よく妻が出ていかなかったものです。
ぎっくり腰が治ってからも、余計に腰痛が強くなり、シップを貼る生活。
接客業なので、臭いが気になると思い、塗り薬(インドメタシンクリーム)などを併用しながら、常にシップか塗り薬の日々です。
シップが体にとって悪いと実感したのは、ぎっくり腰の後のことです。
ぎっくり腰の後遺症ともいえる、いつまでも繰り返す強い痛みと弱い痛み。
悩んでいた時にネットの記事で、【シップを貼るとギックリ腰は長引く】と言った記事を見かけたのです。
読んでみると、やはり、シップは筋肉を冷やし血流を悪くするので、治りが悪くなる、と書かれていました。
自分の腰痛で実験してみた結果
そうなのか…。と、衝撃を受けて、自分で実験開始。
当時は飲食店だったのに、日曜定休という珍しい環境だったので、いろいろ試しにやってみることにしたのです。
一週間ずつ、痛くてもシップを貼らずに過ごす週と、貼って過ごす週を交互にやってみました。
結果として、一カ月間一週間ごとにやってみたら
貼らないでいた休日:あまり痛みがなく動けた
貼っていた休日:痛みとだるさで午前中、布団から出られない
という、本当に驚く結果になりました。
プラシーボ効果だと言われればそうかもしれません。
ですが、これ以降シップや塗り薬をなるべく使わなかったことで、腰痛はストレスが強くかかった時以外、ストレッチなどで解消できるようになったのも事実です。
この経験以降はほぼ、シップを貼っていませんし、ここ5年以上お世話になっていません。
さらに鍼灸専門学校に入ってからは、人体の仕組みや東洋医学を学んだことで、何がどうなって今の状態になっているのかを理解することができました。
原因がわかれば改善に向けて行動するだけです。
結果として、入学当初に練習で鍼を私にした先輩から「山口君の腰は、硬すぎて鍼が曲がる」とまで言われた腰が、卒後2年目には「スッと入る!君、本当に山口君?」と言われるまでに良くなったのです。
もちろん、ここまで良くなるには、鍼灸治療と数年の体質改善への取り組みなどがあったことは、追記しておきます。
確かに、昔の院長は立位体前屈でマイナス15cmが当たり前でしたけど、今はつま先に指がつくようになってます。
でも、それだけが腰痛改善につながったわけではないと思います。一緒に暮らしていて、院長がどんなことをしてよくなった、知りたい方もいらっしゃるでしょう。
慢性腰痛改善に、実際に私(院長山口)がやったこと
それでは肝心の慢性腰痛を良くするために、私がやったことを書いていきます。
至って単純なことですから、あなたにもきっとできます。
やるか?やりきるか?それだけです。
慢性腰痛改善にやったこと一覧
・シップをやめた
・薬を飲むことをやめた
・糖質制限
・ストレッチ⇔筋トレ
・睡眠時間の確保
事実として、普段からやったことはたったこれだけです。
これから簡単にそれぞれを解説していきます。
1.シップをやめた
これまで書いてきた通り、完全に使わなかったわけではありません。余程の痛みが出た時や、激しい運動をする時&後にはシップを使っていました。
ですが、わずかな痛みや『予防としてシップをしておく』ことは、一切やめました。すると不思議なことに、休日は痛みが少なく快適に過ごせたのです。
快適に過ごせるようになった理由としては、
①筋肉の冷えが減ったことで、血流がよくなって全身が温まることが増えた
②食事内容や睡眠状態の改善を行った
この2つによって体質改善に成功したからです。
2.薬を飲むことをやめた
続いては、余程のことがない限り、シップや塗り薬も含めて、一切の服薬をやめました。
胃薬や風邪薬などだけでなくサプリメントも含めて、ホントに全部やめました。
なぜかと言えば、他のブログでもご紹介している通り、薬は生薬由来のものを除き人体にとって、原則【毒だから】です。
ブログ:頭痛は薬で抑えるのが普通?東洋医学で考えると結構、危険です
サプリメントも?って思った方は、特に日本製のサプリメントには、糖質や化学物質がたっぷり入ってますから、成分表示を確認することをおすすめします。
「あらゆる薬は毒である」とは、医師である松田医師も自著『薬の9割はやめられる』で詳細に述べています。
服薬に不安がある方、減薬を考えている方なども含め、興味ある方は読んでみてください。
日本初「薬やめる科」の医師が教える 薬の9割はやめられる 楽天ブックス Amazon
3.糖質制限
そして、これが現代人で最も難しいであろう、糖質制限です。
極論で言えば、糖分は人類にとって、いや、動物にとって麻薬です。
原則的に動物は常に糖質不足の生き物で、簡単に手に入るものではありませでした。
日本でだって、高度成長期に入るまで一般人が糖質を毎日摂取するなんて、一部の特権階級だけ。
我々一般人は結婚式や誕生日などのいわゆる晴れの日以外では、イモや果物(これだって高価)が主でした。
なのに、今はどうでしょう?24時間、いつでも手に入ります。
しかも、昔は一口で1000円以上したものが、150円もあれば手に入ります。
いつでも腹いっぱい食べられて、デザートも…。そんなことは日本の歴史上、ほとんどありません。
もちろん、今でも世界的に見れば、全人口の半分以上はこんな恵まれた状況にありません。
600万年前から近代までほとんどの時代で飢餓状態であった我々の体は、こういった状態に慣れていません。
というよりも、飽食と呼ばれる現状に進化が全く追いついておらず、糖質が多く入ってくると病気にしかならない体なのです。
実際に、日本人が糖尿病にかかるなんて、戦前はほぼほぼありませんでした。(参照:北海道中央労災病院「病気の話」)
同様に、戦前はガンやアトピーと呼ばれる病気もほとんどありませんでした。糖尿病とガンは密接な関係があることは、医師たちも告発しています。
飲食店、しかも麺類のチェーン店勤めの私が、体が悪くなる要素しかない小麦粉とデザートという糖質の過剰摂取。
毎日食後にデザートを食べていましたが、徐々に回数を減らすにしたがって、腰痛が減っていきました。
今では麺類は週に一度までと決めています。これによって、余程根を詰めてPC作業をしたりしなければ、腰痛はほぼ感じない日が続いています。
逆に今でも、お菓子を食べすぎたり数日続くと、腰や首肩のコリをはっきりと感じます。
あなたも食事で体を良くしたいなら、食べ物や食べ方のコツはコチラを参照にしてください。
4.ストレッチ、筋トレ
これは特別、なにかいうことはないでしょう。
腰痛を良くするには、ストレッチは必須です。
ストレッチを行い腰痛がよくなってきたら、次は筋トレで腰痛になる原因である腹筋・背筋・下半身の筋肉を鍛えていきましょう。
痛くてもできるストレッチは必ずありますし、初心者用の筋トレなどはいくらでもYoutubeにアップされているので、見てまねするだけです。
私も週に5日程度はストレッチや筋トレをやっています。
あなたに合ったものをやり、まずは痛みの少ない体にしていきましょう。
ヨガなんかも最初のうちはいいかと思います。
ヨガのよいところは呼吸が深くなり、酸素がたくさん体に入ってくるので、体が温まりやすくなることです。
酸素は細胞を動かす為のスイッチになので、酸素がたくさんあったほうが活発化するから、というのがその理由です
さらにヨガのいいところは、ゆっくりと動くことでいわゆるインナーマッスルが鍛えられることです。
アウターマッスルはつきやすく血流を多くしてくれますが、付きやすいということは落ちやすい筋肉でもあるので、運動を止めるとすぐに脂肪になって体を冷やす原因ともなります。
インナーマッスルは一度ついてしまえば、基礎代謝などにも使われるので落ちにくい筋肉ですから、つまり、再発しにくく若い体でいるにはインナーマッスルを付けるほうがいいのです。
どう考えても、腰痛の改善だけなく健康を維持したいなら、ストレッチや筋トレについては、やるか?やり続けるか?の一択なのです。
5.睡眠時間の確保
意外と見落としがちなのが、睡眠時間の確保です。
どのくらいの睡眠時間が必要かと言われれば、連続7~8時間の睡眠が最もよい、とされています。
大塚製薬のデータによれば、7時間睡眠を摂った方が最も死亡リスクが減ったというグラフが明示されています。(参照:大塚製薬「適切な睡眠時間って何時間?」)
死亡リスクが減るということは、病気になりにくい体になる=健康体でいられる可能性が上がることを意味します。
一点注意ですが、このデータはあくまでマス(大多数)によるデータです。
2~3時間睡眠が最も体調のよい、生まれつきのショートスリーパーの方もいます。
個人差がありますので、あなたにとって最も体調がよいと感じられる睡眠時間を、2週間程度データ取りして探してみてくださいね。
ちなみに私は7~8時間が最も楽なので、毎日何をおいても7時間確保しています。
睡眠時間と共に意識して欲しい『ゴールデンタイム』
ところで、ゴールデンタイムって知ってますか?
TVでも使われる用語ですが、睡眠においてもゴールでタイムが存在します。
一般的に22時から2時の4時間のことを言いますが、この4時間が人間の体にとって心身の修復、疲労の回復を行う力が、最も大きく働く時間なのです。(参照:GETHA「睡眠のゴールデンタイムは?」)
ですから、この時間帯に眠る時間をどれだけ確保するか?と、どれだけ睡眠の質を上げられる(深く眠れる)か?が、重要な要素になります。
睡眠の質を上げるには、どんなに遅くても眠る1時間前には電子機器の光を目に入れないことが必要です。
TV全盛期時代に比べ、間近で強い光(スマホなど)を見る機会が増えたことで、脳を以前よりも強く活性化させることがわかっているからです。
それ以外にも、
スマホはあの手この手を使ってあなたの睡眠を妨害する。もしあなたが寝る間際に、仕事の電子メールの通知が来れば、メラトニンの生成を停止する以上に、あなたの睡眠を台無しにするだろう。
引用:BUSINESS INSIDER「スマートフォンの光が脳と体に与える影響」
このように、スマホはあなたに睡眠にとって、害悪でしかないと断言されていることが多くあります。
とはいえ忙しい現代人で22時に必ず寝れる人は、ごく少数でしょう。
そこで私がオススメするのは、23時にはスマホやPC、TVなどの電子機器の電源をOFFにして、遅くても0時には布団に入ること。
これは私が実際にやったのですが、0時には寝るようにして7時起きるようにしました。
夜ダラダラと動画や検索サイトなど、スマホを無駄に見ている時間をカットする、ただそれだけのことです。
この機会を増やしたことで、夜中になんとなく目が覚めることが減り、足の温かさを感じて眠れる日が増えたことで、腰痛は軽くなっていきました。
スマホの光は脳の活性化を呼ぶだけでなく、批判やマイナスイメージの強い記事、粗雑な人間関係など、ストレスの元になっています。
ストレスが筋肉に与える影響については、別のブログでまとめてあるので、ご一読ください。
ブログ:慢性腰痛の原因は…。完治しない謎を追ってみました
脳自体にしても、ストレスにしても、夜中のスマホは腰痛を抱えるあなたにとって害悪でしかないことを自覚しましょう。
まとめ
では最後にまとめです。
あなたが自分でできる慢性腰痛の方法をまとめてみます。
・シップをやめる
・薬を飲まない
・糖質制限する
・ストレッチ⇒筋トレをする
・睡眠時間7時間の確保
この5つをしっかりと行えれば、あなたにとって慢性腰痛など恐れるに足りません。まずは湿布をやめることから始めてみましょう。
これならなにかを今の生活から追加してやるどころか、ひと手間抜けるので楽ですよね。
この5つは徐々にやることを増やしていき、全部ができたら、他の病気にもなりません。
良いきっかけになったと思って、一度生活を見直す意味でもまずはひとつずつ、1週間やってみることをオススメします。
あと、現代人にとって最も必要だと提案していることが、スマホ依存からの脱却です。
毎日2時間、スマホから離れる時間を作ってください。
これができて体調がよいなら、次は2か月間を目指して毎日やってみてください。3か月後には絶対に、いまより健康になってます。
1週間やってみて、あなたの腰痛や体調がよくならない時は、すぐにご予約ください。もしかしたら、やり方が間違えているかもしれません。
自己判断で無駄な時間や努力をするよりも、プロにカウンセリングと施術、生活アドバイスを受けることが、であなたの体が必ず良くなるための最短距離です。
楽陽堂鍼灸院は、あたなの人生の伴走者です。
まだ動けるうちに腰痛を解消しておきたい。
これ以上、慢性腰痛に悩まされたくない。
仕事にもっと集中したい。
そんなあなたは今すぐ、予約がページからご予約ください。
あなたにお会いできるのを楽しみにしております。