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葛飾区にある、JR亀有駅南口徒歩5分、【東洋医学専門】楽陽堂鍼灸院の院長山口です。
今回は腰痛について、鍼灸師からの所見と改善策をお伝えしていこうと思います。
実際に鍼灸院や整骨、整体、リラクゼーションなども含めた、健康施設にいらっしゃる方が訴える症状のベスト3に入るのが、この腰痛です。
それだけに腰痛治療は、治療家の腕の見せ所でもあります。
それでは楽陽堂では腰痛について、どう考えていて、なにが原因でどう改善しているのか、をお伝えしていこうと思います。
最後まで読むと、なぜ慢性腰痛には楽陽堂鍼灸院の施術が有効なのかよくわかりますから、どうぞ、お付き合いください。
結論:腰痛は治る症状であり、再発しないようにできる
結論から言えば楽陽堂鍼灸院では、慢性腰痛は治る症状であり、一度治れば再発防止がしやすい症状である、と考えています。
実際に、キチンと通って養生法を実践している患者様には
「痛みを気にしなくなったから、生活するのが楽しくなった」
と、おっしゃる方が多く、腰痛患者様アンケートでは92%の方が改善を感じると答えています。
あなたの腰痛はストレッチをしたり、お風呂に入ったり、カイロを当てたり、少し運動して体が温まると、一時的に楽になりませんか?
初回カウンセリングでも、腰痛を抱える多くの方が同じようにお答えになります。
だったらその腰痛は、腎の虚(きょ=弱り)である、と捉えるのが楽陽堂鍼灸院の考える腰痛の本当の原因であり、根本改善には腎の虚の弱りの改善が必須となります。
腰は腎が担当する肉体部位であり、にくづきに要と書くように、人体の要です。
人体に腰という要があるように、東洋医学の基礎理論である五行(ごぎょう:木火土金水)の要になるのが、水を司る腎です、
腎は五行で最も下に位置し、人体では腰を担当し下半身を支える力を持つ臓で、腎が弱ると腰や下半身が弱くなります。
マッサージや電気治療などで筋肉だけほぐしても、一時的に腰の血流がよくなるだけで、腎の虚が改善されないため下半身に力が入らないので、すぐに再発するのは当たり前です。
西洋医学を扱う病院、整体・整骨などではこの概念がありませんから、あなたの慢性腰痛はこれまで根本改善されなかったのです。
慢性腰痛を根本から良くしようと思ったら、腎の力を回復させるのが必須なので、東洋医学を専門に扱う楽陽堂鍼灸院の鍼灸が必要だ、ということになります。
西洋医学で考える慢性腰痛の原因って?
ところで西洋医学における慢性腰痛は何が原因なのでしょうか?
姿勢?座り方?疲労?などなど、そのどれもが正解の様で不正解な気がしますよね。
もちろん、上に挙げたようなことは腰痛発症の要因であり、複合的に絡まって発症しているものもありますが、80%は原因不明なのだそうです。
少なくとも、医学的に証明できる骨の変形、神経への締め付け、使い過ぎなどの体の問題は20%程度で、残りのほとんどは精神的な問題と言っているお医者さんもいるくらいです。(けんこう名探偵より)
言いかえれば精神的とは、ストレス性と言え、ストレス社会と呼ばれる現代において、腰痛は必然の病気なのです。
元プロ野球の三冠王を唯一3度獲得した落合博満さんも、ご自身のYoutubeチャンネルで
「(引退して)明日から野球を仕事としてやらなくていいと思ったら、翌日から腰痛がなくなった」
と、述べています。
西洋医学は物理的な原因が分かっているものであれば、その治療効果が抜群であることはだれもが知っていることです。
しかしながら、慢性腰痛の場合80%にも及ぶそのほとんどが原因不明=治療法がないので、症状を抑えるor悪化が激しいなら取り除くということしかできません。
ところで、痛みによく使われる消炎鎮痛剤=シップ、慢性腰痛でも使ってませんか?
実は腰痛を根本的に改善しようと思ったら、シップは逆効果なんです。
現代医学で痛みのほとんどは炎症など熱反応だと捉えます。現に、西洋薬の90%以上は炎症を抑える=冷す薬です。
そのなかでも消炎鎮痛剤は、炎症の熱を取り除く効果があることは誰もが周知のとおりです。この効果に私も異存ありません。
ですが、ちょっと考えてみてください。体内の痛んだところを修復するのは、ほぼ100%血の力です。
血はもちろん、血管を通って運ばれてきており、修復のために患部に血が集まって熱が強くなったものが炎症であり痛みなのです。
湿布はありがたいことに炎症を取ってくれますが、冷やす効果もありますから結果的に血管を締めることになります。
すると、患部はどうなるでしょうか?
炎症という痛みの原因は少なくなりましたが、患部の修復という観点においては遅れが生じることになります。
つまり、シップはその場しのぎにしかならず、結果的に腰痛を長引かせることがお分かりになると思います。
何十年もシップを使用しているのに腰痛が根本的に良くならないのは、冷静に理論立てて考えると当然で、血の巡りを悪くしている=自分で腰痛の完治を遅らせているのです。
ましてや予防としてシップを使い続けている方は、自ら腰痛を悪化させているとも言えます。
慢性腰痛の原因の80%以上がストレスなら、やるべきことは湿布ではなくストレス解消じゃないですか?
東洋医学で考える慢性腰痛の原因は?
それでは東洋医学から見たら、腰痛って何が原因なのでしょう。
東洋医学では、五行の中でも五臓六腑のバランスが崩れると病気になるという大前提があります。
腰が痛いのは結果であって、なにかしら五臓六腑のバランスが崩れる ⇒ 気血の流れが滞る ⇒ 慢性腰痛として発症している、と考えます。
東洋医学では余分な陽気は熱となって痛みの素になると考えるのですが、陰が減ったり臓が弱ったりすることで発生する相対的な弱い熱のことを、虚熱(きょねつ)といいます。
腎が弱ると気血の流れが滞り、支配部位である腰に虚熱が留まった結果として痛みが発生します。
疲労が溜まったり冷えると余計に腰が痛むのは、下半身を支える腎の力が弱ることで虚熱の度合いが増すからです。
つまり、東洋医学で考える慢性腰痛の痛みの直接的な原因は、腰に溜まった虚熱なのです。
虚熱を解消するには、虚熱の原因になっている臓の陰を養うことで、陰陽バランスを整えて気血の流れを整えることが必要になります。
ちなみに、ギックリ腰のような急性の強い熱・痛みは実熱と呼ばれ、こちらは陰を養うよりも熱を抜くことが第一手になることが多くあります。
腎の陰の虚によって腰が硬くなる
東洋医学で考えるなら、慢性腰痛は結果的に間違いなく、腰部と下半身を担当する【腎】の虚(きょ=弱り)が絡んでいます。
腎は五蔵の一番下に位置して、船で言う錨(いかり)の役目をしています。人体で言うなら腰を支配領域とし、水や適度な硬さ、納気(吸気して、納める力)、全身のエネルギーを蓄えるなどを行います。
これらの力は腎の陰の力で、腎には陽の力として体温調整や現代医学で言う免疫などの役目もあります。
腎の陰の力を腰限定にするなら、適度な硬さで上半身を支え、どっしりすることで下半身が自由に動くときのバランサーにもなっている、と考えてもらえればいいでしょう。
腎の陰が減ってしまうと司っている水が減りますから、適度な硬さが保てない=硬くなりすぎます。
また、上下半身の連動の点で考えても、腰が硬くなる=柔軟性がなくなるので、無理に動かそうとすると伸びない分の距離を稼ぐのに筋肉に余分な負荷がかかり、余計に腎が弱ります。
そして慢性腰痛は虚熱に加え、不通即痛(ふつうそくつう)=通じないと痛むという概念から、腰あたりが固くなる=気も血も通わなくなるから痛む、ということにもなります。
腰痛をお持ちの方の多くが股関節や、腰そのものが硬いのは、こんな腎の陰の不足も理由だからです。
腎の陽虚による冷えも腰痛の原因の一つ
続いて腎の陽気不足による冷えです。
先ほどの章でお伝えした通り、腎の陽は体温調整をしてくれています。
腎の陽がなにかしらの要因で減ってしまうことで、体温が下がるとどうなるでしょうか?
体温が下がる=筋肉が硬くなるんですね。
冷蔵庫に入っているお肉と、常温に出してあるお肉。どちらが柔らかいですか?って、言うまでもありませんね。
腎の陽気は、免疫も行っており、血と一緒に巡ることで身体を温め、修復にも役立ちます。
ということは、体が冷えると痛みの改善も遅くなるんです。
湿布を貼ることをおすすめしない理由はこんなところにもあります。
もちろん、腰のすぐ前にある消化器系を冷やすのも、腎の陽気を減らす原因です。
ですから、冷飲食をしないこともとても大切で、もう一つ忘れて欲しくないのが、糖分・小麦粉製品をなるべく控えること。
糖分・小麦粉は水分を増やすことで体を緩め、余計な水分は下へと向かい冷えを呼び込みます。
お腹が冷えると腰が冷える。ピッタリくっついているのですから、当然のことですが、イマイチ忘れられているのが現状です。
普段から自分でできる腰痛改善法は?
それでは慢性腰痛の改善法をお伝えしていきます。
もの凄く当たり前なのですがまずは体、特に下半身を温めましょう。そして、体を動かしましょう。
「なんだよ、そんなこと?わかってるよ!」
って声が聞こえてきそうですが、実際これを習慣化するだけで、半分以上の方は慢性腰痛を改善できます。
え?その運動をする前に腰痛を楽にしないと無理?だったらまずは、楽陽堂鍼灸院の腰痛治療を受けにきてください。
体を温める方法
慢性腰痛の改善の為にまず考えてほしいことは、体を温めることよりも冷やさないことです。
生活から冷たいもの、甘いもの、化学物質をできるだけなくしましょう。お腹が冷えれば腰も冷えるのは前述の通りです。
甘いものや化学物質を食べると、体を温めるより糖質分解や解毒にエネルギーを使うので、体が温まりません。
ですから、まずは生活から冷たいもの、甘いもの、化学物質をできるだけなくすことが、必須になるのです。
楽陽堂鍼灸院ではこれをやりつつ、白湯を飲むことと足湯などで下半身を温めることをオススメしています。
体を動かす基準
次に体を動かすにも実際に、なにをどのくらい?どうやって?を書いていきます。
間違ってもいきなりランニングやジム通いはやめましょう。十中八九、膝や足首などを痛めるか腰痛が悪化するのがオチです。
それではなにをして体を動かすかですが、初期は散歩や自宅でストレッチ、ヨガなどがいいです。
またお腹を意識した深呼吸も酸素をたくさん体内に取り込んで細胞が活性化されるのでオススメです。
散歩で30分止まらずに、早歩きであるけるようになったら、次は筋トレです。
どのくらいの量をやるかについては、個人差があり事故につながる可能性もあるので、強度などは一律では書けません。
私がおススメする筋トレの基準は翌日に軽い筋肉痛がでる程度です。
逆に、筋肉痛が出ない程度の強度では、筋トレになりません。
言ってしまえば、筋トレの目的は筋肉量を増やすことが目的ですから、筋肉痛がでない筋トレでは筋肉量は増えないからからです。(超回復といいます)
筋肉痛とはいかなくとも、筋トレした部分がダルくなるくらいはしておきましょう。
筋量が増えれば、必然的に血流の力や量が増えますし、だからこその筋トレです。
血流の力と量が増えれば、体を温める力も増すことになります。
そして、化学物質の入っていないプロテインや食事をとることで、体がしっかりしたものになっていきます。これが腎の陰が満たされていく状態。
しっかりしてくると、徐々に体が寒さに強くなってくるのを感じるでしょう。これが腎の陽が満たされていく状態です。
こんなことから原因のところで挙げた、腎の陰と陽を両方改善するのに、筋トレは必要なのです。
毎日続けるためには、今日は腹筋と背筋、今日は下半身、今日は腕、今日は足…、などと一週間単位でルーティンを組むといいですよ。
週に一度くらいは筋トレをお休みして、オーバーワークにならないようにする、というのも計画に入れておくのも一手です♪
大切なのは、毎日体のどこかしらを動かす習慣を作ることです。
まとめ
いかがでしたか?
病院や整体・整骨などに通っても、シップを使ってもいつまでもなかなか腰痛が治らないのは、腎の虚に由来するからだ、と理解していただけたと思います。
理解していただけたならら、まずはその腰痛、私に改善させてください!
あなたがやりたいことを一刻も早くできるように、あなたの腎の虚を徹底的に全力で補うことで、慢性腰痛を改善に導くことをお約束します。
はっきりとした効果を得て安定するまで、最初はある程度の期間しっかりした通院が必要になります。
ですが腎の虚が改善できれば、あとはそれを月1程度のメンテナンス通院で維持していくだけで、慢性腰痛の再発の可能性を大幅に減らせます。
「いつまで苦しめばいいのか…」とあきらめるよりも、早く良くしてやりたいことをやれるようになりませんか?
あなただけに合った施術をご提供すると共に養生法もお伝えしますので、笑顔の毎日を取り戻しましょう♪
楽陽堂鍼灸院はあなたが楽しく陽(あか)るい笑顔の毎日を送るための
ライフメディカルパートナーです♪