階段の恐怖を克服する!今こそ膝の痛み・不安に鍼灸アプローチを取り入れよう

腰痛

上りはまだいいけど、下り階段が怖すぎて・・・
このまま歩けなくなっちゃうんじゃないか?と心配

 こんにちは!このブログに興味を持ってくださり、ありがとうございます。

 きっとあなたは、上のようなお悩みを抱えているのではないでしょうか?

 「地元・葛飾を日本一健康寿命の長い地域にする夢を持つ、楽陽堂鍼灸院の山口です🌿

 今回は、「膝の痛みや違和感で階段が怖い…」と感じているあなたに向けて、膝の痛みや不安に対する知識や今すぐできる改善策を書いていきます。

 膝に施術してもなかなか良くならないのは、実は〇〇と密接な関係がある…など、健康裏話も含めて語ります。

 ちなみに楽陽堂鍼灸院のような東洋医学な鍼灸は、膝痛や〇〇に対して高い効果を発揮します。

 病院や整体でイマイチ良くならなくて、長いこと困っているなら、最後まで読んで損はありません。

 それでは、さっそく解説とともに、具体的な改善ポイントと方法を見ていきましょう。

結論:膝痛は楽陽堂鍼灸院で、大きく改善が見込める

 これまで(2024年1月末現在)のところ、楽陽堂鍼灸院に膝痛が主訴でいらした患者様は8名いらっしゃり、その全員が通院開始時の痛みに比べ、痛み度合いが10%以下になったとアンケートに答えています。

 第二主訴として膝痛を訴えている方も含めると、19名中、17名の方が膝の痛みは殆ど感じなくなったという結果もあります。(残り2名も半減)

 このことから、楽陽堂鍼灸院の鍼灸は、膝痛に対して大きな改善効果があると言えます。

 ではなぜ、楽陽堂鍼灸院の施術は、病院や整体などでは数年経っても良くならなかった膝痛に対し、大きな結果が出せるのでしょうか?

 その答えは、膝痛と密接に関係する、腰も同時に改善できるからです。

 腰膝酸軟(ようしつさんなん)と言って、東洋医学では腰と膝の違和感は密接に関係するとしている、とされています。

 単純な話、腰に力が入らないと膝は正常に動かなくなり、負担が増えることで痛みや違和感になるのです。

 楽陽堂鍼灸院では、膝の痛みや違和感自体を治療するのではなく、なぜその症状が出ているのか?の根本を改善するために、東洋医学の知識をベースに西洋医学の知識を合わせたオリジナメソッドで治療するので、大きな効果が出せます。

 その理由を知るためにまず、できるだけわかりやすく解剖学的な膝と腰の関係性や、痛みの原因を見ていきましょう。

まずは解剖学的に膝痛を考える

膝の炎症

 東洋医学でも腰膝酸軟とひとまとめにされるくらい、膝と腰は関連性が強いのですが、西洋医学、特に解剖学の知識を抑えておくことは、あなたにとっても有益でしょう。

 解剖学的に膝と腰はこんな関連性があります。

 腰は背骨の下部で、脊椎と骨盤の接合点に位置しています。この腰の部分は特に腰椎と呼ばれ、下半身の重さを支え、動きを可能にする重要な役割を果たしています。


  1. 神経連携
     腰椎からは脊髄が分かれ、下半身の神経を制御しています。脊髄は腰椎を出発し、下半身の筋肉や関節に対して指令を送ります。
  2. 筋肉の連動
     腰の筋肉は下半身を支え、特に大腿や膝に影響を与えます。腰の筋肉の強さや柔軟性は、膝関節においても重要です。
  3. 姿勢とバランス
     腰の安定性やバランスは、立位や歩行の際に膝にも影響を与えます。良好な姿勢は、膝への負担を軽減し、適切な動きをサポートします。
  4. 骨盤の位置
     腰は骨盤の一部であり、骨盤の傾きや位置は膝にも影響を与えます。骨盤の正しい位置は、膝関節の安定性や運動機能に寄与します。

 したがって、膝の状態や痛みには、腰の状態や動きも密接に関わっており、総合的なアプローチが必要です。特に姿勢、筋力、バランスなど全身の健康が、膝と腰の関連性において重要な役割を果たします。

 これが膝が痛いからと、整体や電気治療で膝周りばかりやっていても、なかなか治らない理由のひとつです。

 神経連携で言えば、デルマトームという神経痛などの発症地図の観点からも、腰椎~仙骨にかけて出ている神経が、下半身全体を担当しています。

 膝の痛みは炎症もしくは膝の神経自体への刺激ですが、デルマトームから考えると、必ずしも原因が膝に限らないことがわかります。

デルマトーム図
参照:デルマトーム図 – J-Stage

 このデルマトーム図によれば、膝の前側はL4=第四腰椎、裏側はS1~2=第一~二仙骨神経叢の影響で、痛みがでることが示されています。

 ということは、先程述べた通り、膝が痛いのは膝だけに原因があるわけではないのが、西洋医学・解剖学の観点からもわかります。

 炎症や神経痛が起こるその本当の原因の最初のステップは、運動不足による大腿部の筋力低下がほとんどです。

 しっかり歩いて太陽を浴び、適度な食事量に押さえておけば、体重が過剰になることもないので、膝や腰への負担が減る=痛みはでないものです。

東洋医学の知識、腰膝酸軟から考える

 鍼灸の知識から膝痛を見た時に、冒頭でお伝えした通り、腰と膝のしびれや痛みは深く関連していると考えるので、腰との関連は絶対に見逃せません。

 これを腰膝酸軟と言い、治療の元になる証立て(西洋医学でいう診断)をする際に、一つの参考にします。

 具体的には、腰痛が増す時は膝痛の具合はどうか?体が冷えた時は?食事量によって症状は変わるか?お風呂では?などなど、考えていきます。

 カウンセリングをしていてわかることは、膝痛を訴えるほとんどの方は、糖質過剰による脾胃の弱りから来る腎の弱りが、強く関連していることでしょう。

 なんのこっちゃだと思うので、簡単に解説していきます。

東洋医学で考えると体重だけが、膝痛の原因とは言えない

五行

 西洋医学との一番大きな違いは、体重によるものだけではない、という点です。

 なぜなら、BMIなどの数値で人を均一化して数値で管理する西洋医学と違い、東洋医学ではその人その人に合った体が正しい状態である、としているからです。

 あなたの周りでも、痩せていても膝が痛い、逆に太っていても膝が痛くない人はいることでしょう。

 これにはその人の生まれ持った筋肉量や骨格、精力など先天の精が関わっています。

 腎は封蔵と呼ばれ先天の精を蔵しますが、先天の精はその人の人生の設計図と言われます。腎が元から強い方は、頑丈だし健康でいられることが多いわけです。

 さて、腎は肉体に置いて腰や下半身の安定を担当し、膝は脾胃が担当しているとされます。腎と脾胃は相剋関係にあり、土である脾胃は水である腎を剋する(コントロールする)立場です。

 脾胃は甘味、糖質や炭水化物の分解を担当していますが、過剰に食べると脾胃のエネルギーをたくさん使ってしまうので、エネルギーを蔵している腎から奪い取ってしまうのです。

 すると、下半身全体の力を担当する腎が弱る=腰や下半身全体が弱ることになります。

 糖質は熱そのものでもありますから、脾胃に過剰な糖質が入ると、熱が余ります。

 通常の膝痛の場合、糖質過剰による熱が、下半身でも大きな関節=空間である膝に溜まって起こります。

 これも腎がしっかりしていれば、腎の陽気や脾の経絡の作用などによって、膝の余計な熱を全身に巡らせられるので溜まることはありません

 膝の前面内側に脾、外側に胃の経絡(気の流れ)が走っており、脾が糖質過剰によって弱ると、胃が相対的に強くなります。

 つまり、腎の力が弱って下半身の力が落ちているところに、脾の弱りでさらに内側に引けなくなり、胃の力で外側に開いてしまう。

 これが加齢によって変形性膝関節症になる機序です。

 こうして考えてみても、糖質の過剰摂取による脾胃の弱りに起因した腎の弱りが、腰膝酸軟による膝痛を生み出していることがわかります。

腰膝酸軟から考える膝痛の改善方法

 ここまでを振り返ると、腰膝酸軟からの脱却には2つのポイントがあることがわかります。

 その2つとは、食事と運動のこと。

 便利すぎて運動不足なのに、食事は昔よりも簡単に腹いっぱいいつでも食べられる現代は、それだけで病気にかかりやすいとも言えます。

 では実際に、楽陽堂鍼灸院で膝痛の方におすすめしていて、実際に効果があった方法をお伝えします

改善法その1:食事

 まずは食事面。

 経験上、膝痛を抱える多くの方は、パン・麺などの小麦粉が大好き
 朝や昼ごはんの菓子パンに加えて、食後のデザートや間食にお菓子などを食べていることが多いのが特徴です。

 さらに、飲み物はコーラなどのジュース類…。これでは自分で病気になりに行っているようなものです。

 小麦粉や砂糖、人工化合物がたくさん入っているものを食べていては、あなたの脾胃は弱りまくって腰が弱くなり、膝がますます外に広がり痛みが増します。

ですから、膝痛を一刻も早く良くしたいなら、
主食を控えて、おかず腹八分目まで
間食は小麦粉・砂糖の入っていないものにする
白湯を飲んで内臓を温める

の3つが必須です。

 ちなみに、運動量が減っている現代人にとって、糖質の摂取量は野菜の中に蓄えられているもので十分です。

 特に根菜類や豆類が食事に含まれていれば、低血糖状態にはなりませんからご安心ください。

 糖質の摂取と共に、気を付けたいのがGI値(血糖値上昇値)です。
 この値が高いものほど急激に血糖値が上がるので、内臓への負担が高まります。

 バランスよく肉と野菜のおかずを食べていれば、主食(米・小麦粉)がなくても糖質不足にはなりません

 参考までにGI値の一覧表をご覧ください。

GI値一覧表
アルファ30「主な食品のGI値」より

  こんなことも少しだけ気にしながら、自分に合う食生活を心がけていきましょう。

 妻のように、3食食べないと低血糖になるから3食は食べるけど、一食ずつの量は少なくしたり、夕飯は炭水化物抜きなどのルールを見つけていけるといいですね。

改善法その2:運動

ストレッチ

 膝の痛みが激しい方は、運動は控えめにしてください。痛みを堪えてまでやる必要はありません。

 強い痛みがある場合は、ストレッチや腹筋などの体幹トレーニングを優先してください。

 膝痛が良くなってきた時に、体幹の筋肉が弱いと、再び膝痛・腰痛になりやすいので、体幹は鍛えておいて損は絶対にありません。

 膝痛が楽になったらやることは、まず散歩です。絶対に、ランニングやジムなどの強い負荷をかけないでくださいね。

 強い運動から始めると、10中8.9怪我をするか、数日で諦めててしまうので、自己肯定感も下がります。これでは本末転倒です。
 普段から散歩をする習慣を手に入れたければ、日常生活に運動を取り入れてしまうこと、です。

 例を挙げるとこんなところでしょうか。

  • 出勤する方 ⇒ 行き帰りのどちらかを一駅早歩きで歩く
  • 在宅勤務の方 ⇒ タイマーを使って時間を区切り、朝食前後または昼休憩にお参りをす

 どちらも20分/日が初期の基準です。
 まずはしっかりと歩けるようになること、運動をすることを体に思い出させることを心がけましょう

 膝痛について特に必要な筋肉は、体幹と大腿四頭筋やハムストリングなどの、太ももの筋肉類をつけること、そして、股関節を含む下半身の柔軟性です。

 忙しくて毎日できない方のために、運動の基準としては、中程度は軽く息が上がる程度、激しい運動とは、ドキドキを自覚できる心拍数100以上の事を言います。

世界保健機関(WHO)の現在のガイドラインによると、成人は早歩きや庭仕事といった中程度の運動を週に150分から300分、ランニング、きつめのハイキング、重い荷物の持ち運び、ジムでのエクササイズといった激しい運動であれば週75分から150分行うことが推奨されている。

LIFE INSIDER:「週末戦士」でも大丈夫…週に1、2日の運動でも早期死亡のリスクを下げることができる」より

 WHOですら、健康維持が目的であれば、それほど激しい運動は必要ない、という結論を出しています。

 週に150分、2時間半程度で十分ですから、土日に音楽でも聞きながら早歩きをそれぞれ1時間程度すれば十分、ということですね。

 これならできそうじゃないですか?

 あとは怪我と再発防止のため、ストレッチやヨガなどで筋肉を緩めることと深呼吸を身に着けておきましょう。

 参考までに、いつも我が家でやっている、ヨガの動画をご紹介しておきます。膝にムリのない程度にやってみてくださいね。

 これらに加えて、食事コントールができれば、腰痛も膝痛も怖くない体に仕上がっていきます。

まとめ

 いかがだったでしょうか?

 結局のところ、東洋医学で考える膝痛・腰痛に限らないすべての症状は、気血の乱れからきています。

 不通則痛と言って、気血が巡らないところが痛むというのが原則だからで、不通則痛になる原因は、食事内容の悪さと運動不足がその7割を占めています。

 残りの3割はスマホの存在であり、睡眠状態の悪さですが、これは別の記事で書いているので、こちらをご覧ください。(ブログ:スマホの見すぎは、自律神経の活動に悪影響?東洋医学からも解説)

 だいたい2週間生活改善を行えば、あなたの体はきっと変化を見せてくれますし、そこから2~3ヶ月かけて、しっかりと体を作っていけば、病院いらずになれます

 このブログがこれを読んでくれているあなたの、膝や腰の痛みの軽減に少しでも役に立ってくれることを信じています。

 もし、今は膝が痛くて、運動どころじゃない!という状態なら、まずは一度、楽陽堂鍼灸院に相談してみませんか?

 しっかりとお話をお伺いし、あなたの膝の痛みを軽減させつつ、根本から改善していく方法を一緒に考えさせてください。

 治療を始めるなら、早く始めたほうが早く良くなりますので、迷ってないですぐにご予約ください。初回カウンセリングを受け、治療方針が合わない場合や、施術効果に納得行かない時は、代金はいただきません。

 あなたにお会いできるのを楽しみにしています。

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