【自分のペースで、冬を楽しむ】女性のための立ちくらみ解消法

自律神経

外出先で立ちくらみがして、周りの人に迷惑をかけないか不安
寒い季節になると、朝の起床や立ち上がりがつらく感じられる

 こんな風にお困りではないですか?

 地元・葛飾を日本一健康寿命の長い地域にしたい、楽陽堂鍼灸院の山口です🌿

 今回はいわゆる立ちくらみ(起立性低血圧)について、西洋・東洋医学の両側面からあなたのお役に立てるように書いていきます。

 症状の原因やプロセスを知り、解消法をやりつつ鍼灸を受ければ、必ずや良い方向に進むことをお約束しますので、最後までお付き合いくださいね!

結論:養生法を間違えなければ、立ちくらみは解消する

 いわゆる立ちくらみは、きちんと養生すれば必ず良くなる症状だ、ということをまずは知っておいてください。

 というのも、楽陽堂鍼灸院にいらしている患者様の中でも、貧血や肩コリを訴える方の多くが、多少なりとも立ちくらみ(起立性低血圧)の症状を訴えます。

 もちろん、貧血や肩コリが解消されるにつれ、立ちくらみが解消されていくのですが、実は楽陽堂鍼灸院の鍼灸は、自律神経に関わるこういった症状の解消が得意分野でもあります。

 端折って考えれば、立ちくらみは脳貧血によって起こります。これには大きく2つの要素が絡んでおり、その2つとは血流不足または貧血のどちらかです。

 どちらも結果として立ちくらみになりますが、きちんと養生すれば解消は可能。

 そのためにも、立ちくらみがどんなもので、どんなプロセスがあり、どうやれば解消できるのかの、正しい知識を入れて養生法を実行することが大切です。

 では、早速詳しく見ていきましょう。

西洋医学的側面から見る立ちくらみ

 ではまず、西洋医学的側面から見ていきます。

 そもそもとして立ちくらみは、どのように定義されているのでしょうか?

起立性低血圧は,仰臥位または座位から立位への体位変換にともない、起立 3 分以内に収縮期血圧が
20 mmHg 以上低下するか,または収縮期血圧の絶対値が 90 mmHg 未満に低下,あるいは拡張期血圧の10 mmHg 以上の低下が認められた際に診断する。

J-Stage:起立性低血圧より

 簡単に言うと、一般的には立ち上がったときに血圧が急激に低下する状態で、これによって脳への血流が一時的に足りなくなる=脳貧血が起きることを言います。

 症状としては

  • 立ち上がるとめまいやふらつきを感じること
  • 時には失神することがある
  • 視力が一時的にぼやけること

が、あげられます。

 これらの症状が出る原因としてわかっていることが、以下の5つです。

  1. 体液の分布の問題: 立ち上がるとき、重力によって体液が下半身に移動しやすくなります。これにより、脳への血液供給が減少し、低血圧が引き起こされます。
  2. 自律神経系の異常: 自律神経、特に交感神経がうまく機能しないと、適切な血圧調整ができません。
  3. 心臓の問題: 心臓が十分な血液を供給できない場合、血圧が低下する可能性が高まります。
  4. 薬物の影響: 特定の薬物(抗高血圧薬、抗うつ薬、利尿剤など)は、血圧を低下させるます。
  5. 貧血:血中酸素濃度が低いことで、脳への供給酸素が減り、起立性低血圧の原因になります。

 女性に立ちくらみを感じる方が多いのは、生理(月経)があることで、男性に比べて慢性的な貧血になりやすいからです。

東洋医学的側面から見る立ちくらみ

 今度は東洋医学の側面から考えてみましょう。

 東洋医学では、体はエネルギーの流れる「気」によって調和がとれていると考えられます。立ちくらみもこのエネルギーの流れに関わります。

 楽陽堂鍼灸院を始めとする東洋医学的な鍼灸院では、どこまで行っても陰陽や気血水、五行のバランスでものを考えるので、気に焦点はあてますが、その【気がなぜ足りなくなるのか?】のほうが重要視されます。

 立ちくらみの例なら、立ちくらみという症状を抑えることよりも、立ちくらみが起こる原因は気なのか血なのか?それらの流れがどのように足りないからなのか?に焦点をあて、治療を行うからです。

 それゆえに、東洋医学は根本治療と言われます。

 さて、立ちくらみを鍼灸治療で改善するための、代表的な証(東洋医学でいう診断)などを4つあげます。

  1. 気虚(ききょ): 東洋医学では、気の不足が立ちくらみや倦怠感などの症状を引き起こすとされています。気は体の動的エネルギーを指し、不足することで血液や津液(体液)がうまく循環できなくなり、立ち上がったときに症状が現れることがあります。
  2. 血虚(けつきょ): 血液の質の低下(貧血)や血流が不足することで、脳への栄養供給が不十分になります。これは陰の不足なので、この場合は陰を養う治療を行います。
  3. 陰陽の不調和: 東洋医学では陰と陽のバランスが重要です。気と血の流れやバランスの乱れとも言え、現代医学でいう自律神経の調整とも言い換えられます。
  4. 脾虚(ひきょ): 消化器系である脾胃の機能が低下すると、気血の生成が不足し、貧血や気・血の循環に影響を与えます。

 これらも結局は症状という結果であり、じゃぁなぜ気虚になるの?血虚になっているのはなぜ?など、本当の原因は日常生活に隠されている、と考えるのが東洋医学の本来の姿です。

 私達の心身は、日常生活の中で食べたり飲んだり動いたり考えたりしたことの結果であり、その【してきたたこと】がなにかのエラーになって、気虚や血虚などになっているわけですね。

 女性の場合は西洋医学同様、生理による貧血≒肝血虚の傾向があるのですが、生理痛がないや月経血の塊、PMS(月経前症候群)などがない人ほど、立ちくらみが少ないのも事実です。

 生理状態が良くなるに連れ、立ちくらみを含めた諸症状が改善された例は数多くあります。

 その他にも深掘って考えていくと、過去にあった何かのトラウマがきっかけで、立ちくらみを起こしているのかもしれません。

立ちくらみを西洋・東洋医学の両面から解消アプローチ

 さてそれでは、西洋・東洋医学の両面から、立ちくらみ解消法へどのようにアプローチしたらいいか?を考えてみます。

 立ちくらみで西洋・東洋医学で共通するのが、貧血傾向と血流の悪化の部分です。

 先天的な原因はさておき、投薬については鍼灸師はなにも言えないのでココでは割愛します。といっても、楽陽堂鍼灸院では健康のために薬の使用は、全てにおいてできるだけ控えることをオススメしています。

 なぜなら「薬の効果は結局のところ、毒の副作用の部分とも言えるのです」(「薬の9割はやめられる」から抜粋)。

 気になる方はこちらの松田医師が書いた書籍をご一読ください。

 気を取り直して…、改善策として以下のポイントが挙げられます

  • 水分補給: 起立性低血圧の原因の一つは脱水です。特に朝は体が水分を必要ですので、起きたら一杯の水(できれば温めの白湯)を飲むことが大切です。
  • 鍼灸療法: 鍼灸は気の流れを整え、心身のバランスを取り戻す手段として古くから用いられています。気血の滞りを解消する施術は立ちくらみだけでなく、肩コリや腰痛、メンタル系など多岐にわたる症状の根本的な改善策の一つになります。
  • 慎重な起立: ベッドから急に立ち上がると、血圧が急激に変化しやすくなります。起き上がるときはゆっくりと動くように心掛けましょう。
  • 食事の工夫その1: 毎日3食食べている方は、どこか一食をスープやおかずだけなどの軽いものにしてみましょう。特に夜は主食を減らすといいです。
  • 食事の工夫その2糖質を少なめにし、脂質やタンパク質などを多めに摂って、赤血球などの細胞成分を増やす工夫が必要になります。
  • 食事の工夫その3 東洋医学では食べ物も気の一部と考えられています。食べ物の種類や摂り方を調整することで、気の流れをサポートすることができます。

 これらを少しだけ詳しく、ポイントを絞って解説していきます。

食事療法をまず試そう

 アプローチ方法を見ると、食事が大きく関わっているのがわかるかと思いますが、東洋医学で考えるなら気血とその流れが足りないから、立ちくらみが起こると考えます。

 ですので、気血をしっかりと作って充足させ、流れを生み出すためには、どうしても食事から見直す必要があるということです。

 貧血なら鉄分を補うため、同物同治*としてレバーや赤身肉を、気が足りないなら生姜などで巡らせる要素を足すのも必要になります。

*同物同治(どうぶつとうち):同じ部位を食べることで補法を行うという、東洋医学(薬膳)の考え方

 糖質は控えめにしてくださいね。過剰に食べると脾胃が疲れてしまい、上記のような食材を食べても、気血に変化させられなくなります。

 こういう状態は肥満を招き、肥満は循環器系の負荷を上げますから、より立ちくらみを増長させます。また、脳への酸素量が減るということは、思考が鈍るのでメンタル系疾患の元です。

 糖質は適度にして、タンパク質などを多めに摂るようにという対策は、東洋医学の側面でもかなり有効な対策なのです。

運動や朝日を浴びることも大切

 もちろんのこと、ムリのない範囲で運動をすることも大切です。

 日頃の運動は循環器系の働きを良くしてくれるので、立ち上がり動作の際にしっかりと脳まで血を運んでくれます。

 普段から気にする筋肉はふくらはぎで、ふくらはぎがきちんと活動すると、立ちくらみは起こりにくくなります。

 ふくらはぎは位置的に一番下にある筋肉で、強いポンプ作用を持っていますから、普段から散歩などをしてこの筋肉を動きやすくしておきましょう。

 目安として、1週間に60分程度の運動を行えば、健康状態はかなり維持されます。毎日だと辛いけど、1週間に一時間ならどうにななりそうじゃないですか?

 また、朝日を浴びることも重要です。

 朝9時までの陽光は、セロトニンという活動ホルモンの分泌を促しますから、交感神経を刺激しやくなる=血流が良くなるので、立ちくらみの予防になるだけでなく、冷え性の解消にも役立ちます。

 加えて、セロトニンは夜眠るためのホルモンであるメラトニンの材料にもなりますから、朝日を浴びておくことは、毎日の生活において良いことばかりなのです。

鍼灸も試してみよう

 食事療法や運動療法で追いつかないなら、楽陽堂鍼灸院のような東洋医学的な鍼灸院にご相談ください。

 目安として、2週間の食事療法や運動療法をしても立ちくらみが全然改善しない、または悪化しているなら、そもそもとして何か根本的なエラーが体に起こっていることでしょう。

 こんな時は何かしらの原因で、せっかくの食事を体に栄養素として変換できていないことや、血流がよくならないことが考えられます。

 恐らくそれは【あなたが考えもしなかった】ことか、【思い込みによる勘違い】が原因です。
 他覚的に一歩引いたところからあなたを見つめ直すアドバイサーがいることで、きっとホントの原因がわかります。

 それさえわかれば、鍼灸治療を行って心身を元気にしつつ養生をしていけば、立ちくらみは大抵解消されていきます。

 自宅でできるよい養生法があります。それがお腹へのお灸です。

 お腹を温めることは様々な症状の改善が見込めますから、やってみるのもいいでしょう。オススメするのは煙のでないお灸【せんねん灸の奇跡】です。

 お腹にお灸をするならこの4点がオススメです。

 この4つのツボはどれも陽気の補充や消化器系の活発化に一役買ってくれるツボたちです。お腹は胃の気といって、飲食物から栄養素(水穀の精微)を取り出すための力を蓄えているからです。

ツボ図

 私も治療の際に良く、お腹を温めることをしています。楽陽堂鍼灸院の場合、お腹を温める時はおヘソ(神闕)にお椀を乗せてお灸をしています。

 かなり気持ちがよくてリラックスできるので、患者様にも好評です♪

 私達の心身は食べ物からできているのですから、こうしてお腹を温めて養生するのはとても大切なことなのです。

立ちくらみ改善の実例:与田様(仮名)

与田様(女性。47歳。事務職)
主訴:肩コリ、立ちくらみ、冷え性
証:腎虚、肝虚

来院までの経緯
 20代から肩コリがあり38歳で初産後、立ちくらみを感じるようになった。出産後は冷え性も加わり困っていた。
 ここ数年は甘いものが好きになり、毎日板チョコ一枚以上をデザートに食べている。ここ半年で急激に主訴が悪化したため、病院で診察を受け服薬開始。3ヶ月間試したが服薬では改善しないことから、鍼灸を試してみることにした。貧血傾向あり。

原因・現状
 甘い物の過食による脾胃の弱りに起因した気血の不足。脾胃を過剰に酷使した結果、土克水によるものと加齢により、腎が虚(弱り)したため体を温める力が弱り、子である血流を司る肝も虚し血を上らせる力が弱く、立ちくらみと冷え性の原因となっている。
 また、脾胃の弱りから血も足りず、血が体を巡らないことで虚熱による肩コリが発生。

治療方法
 腎と肝を補うことで、気血の補充を行い血流を整え、交感神経優位な状態からバランスを整えた。養生として甘味と主食を減らし、おかず食を増やし白湯をこまめに飲むようにしてもらった。

経過
 週一回の鍼灸で肩コリが弱まるに連れ、立ちくらみも弱くなった。2ヶ月目の後半には立ちくらみや肩コリがかなり減弱し、比較的強く感じるのが冷え性になったので、腎と肝の虚から脾と腎の虚に切り替えた。その後は夜も冷えて起きることがなくなり、体調全般がよくなっている。
 肌の調子もよくなり、美容鍼とメンテナンスに治療を交互に受けるようになっている。

まとめ

 いかがだったでしょうか?

 立ちくらみは血流が悪く、立ち上がり動作などの際に脳に血がうまく上がらず、脳貧血になることで発生します。

 東洋医学で考えると、血流を司る肝の弱りからきていることが、主な原因です。ただし、東洋医学では肝がなぜ弱るのか?のほうが重要で、その根本から改善することを目指します。

 どちらの医学でも、大切なのは普段からの生活習慣です。例えば週に合計60分以上の運動が習慣付いていると、心身の病気のリスクは大きく下がることがわかって来ました。

 運動は、週に1~2日のみ行っただけでも、何もしないでいるのに比べ、大きな健康効果をえられることが、米国のマサチューセッツ総合病院(MGH)の調査で明らかになった。

糖尿病ネットワーク:「運動は週1~2日でも効果が」より

 西洋医学で言えば運動により自律神経が、東洋医学で言えば運動により気血の流れが整うことで、立ちくらみを含めた病気の発症率が下がる、ということですね。

 食事にもちょっと気を配りつつ、運動習慣を手に入れることが、どうやら立ちくらみ防止の最高の予防策と言えます。

 最初は貧乏ゆすり(今では健康ゆすりと言われています)を、一日の中で1分×5回やってみる。一駅歩くなど、簡単にできることから始めてみてください。

 いろいろやってみて、それでもなかなか改善しないなら、きっと楽陽堂鍼灸院の鍼灸はあなたの力になれることでしょう。

 相談だけなら無料でお受けしますので、一度お試しください。

 治療を始めるなら、早く始めたほうがお役にたてますので、迷ってないですぐに予約しましょう。

 あなたにお会いできるのを楽しみにしています。

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